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小泉元首相「原発は即時ゼロにすべき」
11月12日 17時16分

小泉元首相「原発は即時ゼロにすべき」
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小泉元総理大臣は、日本記者クラブで記者会見し、今後のエネルギー政策について、「即時『原発ゼロ』にすべきだ」と述べ、安倍総理大臣は原発の運転再開はせずに直ちに「原発ゼロ」を決断すべきだという考えを示しました。

この中で、小泉元総理大臣は「私の『原発ゼロ』発言について、『代案を示さないのは無責任で楽観的だ』という批判があるが、政治でいちばん大事なことは方針を示すことだ。『原発ゼロ』の方針を政治が打ち出せば、知恵のある人が必ずいい案を作ってくれる」と述べました。
そのうえで、小泉氏は「原発ゼロ」を実現する時期について、「私は『即時ゼロ』がいいと思う。『安全なものから再稼働させる』と言うが、そんなに多くの原発の運転再開はできないので、代替エネルギーで賄うべきだ。再稼働すると言っても核のゴミの最終処分場が見つからない」と述べ、安倍総理大臣は、原発の運転再開はせずに、直ちに「原発ゼロ」を決断すべきだという考えを示しました。
さらに、小泉氏は「ほとんどの野党が原発ゼロに賛成で、自民党は反対だが、本音では自民党の国会議員も賛否が半々くらいだと思う。私が総理大臣在任中に郵政民営化を掲げたときよりもはるかに環境はいい。安倍総理大臣が『原発をゼロにして自然を資源にする国家をつくろう』と決めれば、もう反対できない」と述べ、安倍総理大臣に決断を促しました。
一方、小泉氏は、閣僚らの靖国神社への参拝に中国や韓国が反発していることについて、「どこの国でも指導者は戦没者に対して哀悼の意を表明し、追悼施設を参拝する。そんなことを批判する首脳は中国、韓国以外にいない」と述べました。
また、小泉氏は、安倍政権の対中外交について、「中国に対しては今の安倍総理大臣の対応でいい。首脳会談ができなければ、他の政治家レベルなどで交流を進めればよく、『首脳会談をしてくれ』などと言う必要はない。中国側も靖国参拝の主張については、『大人げなかった』と恥ずかしい思いをするときがいずれ来る。中国も友好関係を保つのは重要だということをよく分かっており、今の方針を堅持していかなければならない」と述べました。

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