阪神の久保康友投手(33)が12日、今季初取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。高野栄一球団本部長が「他球団の話を聞きたい」と伝えられ、申請書類を受け取った。
球団は慰留を続ける方針。
久保は今季先発から抑えに転向したが、3勝4敗6セーブと定着できなかった。高野本部長が「代理人を通していろいろ要望があった」と話したように、起用法も決断の要因とみられる。
久保は2005年に松下電器から自由枠でロッテ入り。09年から阪神でプレーし、通算成績は68勝63敗6セーブ、防御率3・67。
また球団は福原忍、安藤優也両投手が海外FA権を行使せずに残留すると発表した。(共同)