自民党は11日、日本維新の会と12日にも特定秘密保護法案の修正協議に入る方針を固めた。自民党は当初、同法案の審議に民主党の協力を得ようと、同党提出の情報公開法改正案の修正を視野に検討していた。しかし、民主党が特定秘密保護法案への対決姿勢を強めたため、来週中に同法案を衆院通過させるには方針転換が必要と判断した。

 自民党幹部が明らかにした。維新は特定秘密の範囲をより限定することを柱とする修正案を準備している。自民党は歩み寄りが可能な案とみて、協議を進める方向だ。