第2セット、スパイクを放つ木村(左)=名古屋市ガイシプラザ【拡大】
2016年リオデジャネイロ五輪での金メダル獲得を目指すうえで「背の低い日本が他と同じことをしていては勝てない」と真鍋監督。2年越しで検討してきた新戦法だが、練習開始は9月のアジア選手権後。まだ1カ月半で、完成形にはほど遠い。この日のミス失点は23。相手ミスで得た17点より多かった。中道はそれを反省しつつも「攻撃の選択肢が増える。完成に近づけば、もっと面白いバレーができる」と手応えを話す。
東洋の魔女もミュンヘン戦士も、日本バレーは新戦法で世界の頂点をつかんできた。これが新たな伝説の始まりとなるのか。指揮官は「今日は機能したが、次からは研究される」と気を引き締めた。
(紙面から)