自転車議連:シェアサイクル普及へ 法整備や規制緩和提言
毎日新聞 2013年10月07日 21時24分
超党派の国会議員90人で作る自転車活用推進議員連盟(会長・谷垣禎一法相)のプロジェクトチーム(PT)は7日、自転車の安全・快適な利用を確保するための提言案を公表した。2020年東京五輪に向けた自転車政策として、国際的に普及が進むシェアサイクル(自転車の共用システム)を国内でも広めるための法整備や規制緩和、予算措置を講じるよう求めた。
また、自転車行政の一元化を推進するために「自転車担当相」の新設も提言し、サイクリストを担当相に任命するよう求めた。提言案にはこのほか、全公務員が原則車道走行など自転車のルールを守り模範を示す▽自治体などが走行路整備を進める▽過度な車依存・優遇施策を抜本的に見直す−−などが盛り込まれた。
議連は28日、関係省庁の担当者や一般の自転車利用者を集め、提言案について話し合う「自転車PT大討論会」を国会内で開催する予定。その議論も踏まえ、年内に政府へ提言することを目指す。【馬場直子】