10月の米中小企業楽観度指数は7カ月ぶり低水準、政府機関閉鎖が重し=NFIB
[ワシントン 12日 ロイター] - 米中小企業の業界団体、全米独立事業者協会(NFIB)が12日発表した10月の中小企業楽観度指数は91.6と、前月から2.3ポイント低下、3月以来7カ月ぶりの低水準だった。政府機関の一部閉鎖が売り上げの重しとなり、在庫の積み増しを招くとの懸念が広がった。
NFIBは声明で「政府の機能まひは朗報にはなり得ず、楽観度数の悪化が予想されたが、実際に低下した」と指摘。「不透明感は経済成長の敵」とした。
指数構成10項目のうち、7項目が低下した。特に業況や販売期待の落ち込みが大きかった。
販売見通しの悪化に伴い、在庫が低水準とする見方が大きく後退した。NFIBは「9月に均衡が取れているとみられた在庫が突如、過剰と受け止められた」と指摘する。
雇用創出や設備投資計画も低下した。
採用に適した候補が見つからないとの声や、在庫を増やす計画があるとした回答は小幅増にとどまった。
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