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RSウイルス流行 対策徹底を
乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症の患者が首都圏で増えていて、これから年末にかけて流行のピークを迎えるとみられることから、国立感染症研究所は手洗いなど対策の徹底を呼びかけています。
RSウイルス感染症は、発熱やせきなど、かぜに似た症状が出る病気で、秋から冬にかけて乳幼児を中心に流行し、初めての感染では肺炎や脳炎を引き起こして重症化することがあります。
国立感染症研究所によりますと、今月3日までの1週間に、全国およそ3000の小児科の医療機関で新たにRSウイルス感染症と診断された患者は4195人で、前の週から490人あまり増えました。
このうち、首都圏の患者は1071人で、最も多い東京都が291人次いで埼玉県が210人、神奈川県が186人、千葉県が122人などとなっています。
RSウイルス感染症の流行は、例年12月ごろにピークを迎えることから、患者数は今後さらに増えると見られています。
国立感染症研究所の木村博一室長は「乳幼児以外でも、ぜんそくの持病がある高齢者などは重症化するおそれがある。自分だけでなくまわりの人を守る意味でも、インフルエンザと同様、手洗いやマスクなど対策に努めてほしい」と話しています。
11月12日 16時46分