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JR北海道が改ざん認める
11月12日 23時21分

JR北海道が改ざん認める
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異常なレールの放置が相次いだJR北海道でレールの保守点検を行う「函館保線管理室」が、検査データを改ざんした疑いがもたれている問題で、JR北海道は12日夜、「世間一般で言うところの改ざんと言わざるをえない」として、改ざんがあったことを初めて認めました。

この問題は、JR北海道でレールの保守点検を担当する「函館保線管理室」が、ことし9月の国土交通省の特別保安監査の前日から当日にかけて、異常が見つかったレールの幅などの検査データが基準以内に収まるよう数値を改ざんしていた疑いがもたれていたものです。
これまでのNHKの取材に対し、複数の関係者は「脱線事故のあと、国土交通省の特別保安監査が実施されることになったため、その直前に、基準内に収まっているように数値が改ざんされた」などと証言していました。
これについてJR北海道の豊田誠鉄道事業本部長は12日夜、札幌市内の本社で報道陣の取材に応じ、「世間一般で言うところの改ざんと言わざるをえない」と述べ、改ざんがあったことを初めて認めました。
また、これまでの社内調査で、現場の検査データと社内のデータベースとの数値の食い違いが、通過待ちの列車などが走る「副本線」と呼ばれるレールと、線路が分岐する地点で、複数か所、確認されたことを明らかにしました。
そのうえで豊田鉄道事業本部長は「副本線については問題がないことが確認されていない」として、12日朝から列車を減速して運転するなどの対応をとっていることを明らかにしました。

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