サンケイスポーツ 11月11日(月)5時0分配信
新メンバーを争奪する「AKB48グループ ドラフト会議」が10日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われた。1位指名で唯一、3チームが競合したのは哲学者を目指すという高校2年、須藤凛々花(16)=東京在住=で、NMB48チームNが交渉権を獲得した。48グループ初のドラフト会議。プロ野球同様、悲喜こもごものドラマが起こる中、大型新人アイドル誕生を予感させた。
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笑いが本場の大阪・難波を拠点とするNMBに、異色の黄金ルーキーが誕生した。須藤は将来、哲学者を目指すという才媛。チームNキャプテン、山本彩(20)が「交渉権確定」のくじを引き当てるとつぶらな瞳を潤ませた。
「とても光栄です。一番指名されなさそうな人たちから…」
自身とは畑の違う体育会系チームが指名したことについて、率直な気持ちを打ち明けた。その瞬間、チームNのメンバーやファンを爆笑の渦に。つかみはOK。アイドルの素質は十分だ。
候補者29人の中でも強烈なキャラクターを持つ。偏差値は「67」。特技は「勉強」というガリ勉タイプで、自己紹介で哲学者を目指していることを明かしていた。「今の歴史は昔の人の考え方が積み重なっています。昔の人の思想を勉強して新しい世代に」と力説。かわいらしい顔立ちからは想像できぬ大人のような弁舌をふるい、ドラフト会場を沸かせた。
ダンス経験ゼロというが、この日、指名前に行われたパフォーマンスでも躍動。AKBの代表曲「会いたかった」などを披露し、「(最初は)16ビートもできなかったけどここまで踊れました。伸びしろは誰にも負けません」とアピールした。
SKEのチームKII、E、チームNが1巡目で競合。右手で引き当てた山本は「最初はダンスが踊れる方がいいと思っていたけど、それを覆すキャラ(笑)。トークが印象的」と絶賛した。今後、チームNは本人と交渉し、12月末までに成立すれば、須藤は育成メンバー、もしくは正規メンバーとして加入する。
48グループではドラフト会議に続き、来年1月からは各チームが劇場公演のチケット倍率や支持率などを競う「ペナントレース制度」を導入。須藤はこの日、チームNが交渉権を獲得した唯一の候補者。それだけに「チームNが最強になるために、死ぬ気で貢献していきたい」と意気込んだ。
黄金ルーキーとして期待される16歳。実は、候補者オーディションの受験番号は「48」だったという。まさに、1位に指名されるべくして、指名された存在。頭脳派で天然な一面を持つ須藤が、AKBグループに新風を吹かせそうだ。
最終更新:11月11日(月)9時46分
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