今年9月、脱原発を訴える団体のメールアドレスに、12日間でおよそ149万通の迷惑メールが送りつけられていたことがわかりました。この団体では威力業務妨害容疑での刑事告訴も検討しています。「最初は9月19日の朝ですね。仕事のために、朝9時ごろパソコンを開いたらものすごい量のメールが流れ込んでくるんでね」大量メールの被害状況を語るのは、福島原発告訴団・北陸の林秀樹・事務局長です。この団体は、東京電力・福島第一原子力発電所の事故で被害を受けた住民で構成され、東京電力の経営陣などを相手取り、被害の責任を追及しています。林事務局長によると、メールは9月19日から30日の12日間にわたり、およそ149万通が送りつけられたということです。送り主は、東京の反原発団体のアドレスで本文がないメールでした。林さんは、「原発の賛成反対に意見があるなら、堂々と議論するべき」と話し、告訴団として威力業務妨害の容疑での刑事告訴も検討しているということです。一方、石川や富山の住民らで作る志賀原発の廃炉を求める訴訟原告団の関係先には、メールの被害は確認されていないということです。 (20:17)
|