自衛隊、4号機に初放水 3号機へは東京消防庁東京電力福島第1原発3、4号機の使用済み燃料貯蔵プールに向けた自衛隊と東京消防庁の放水作業は20日も続いた。自衛隊は午前と午後、初めて4号機に放水。3号機では東京消防庁が20日未明まで13時間半放水し、午後9時半から再開した。 自衛隊の消防車は午前8時20分ごろからと午後6時20分ごろから、水温の上昇が懸念される4号機の貯蔵プールに放水した。放水量は計160トン。 一方、東京消防庁は3号機付近に設置したままの屈折放水塔車で、午前3時40分ごろまで連続放水。19日午後に始まった放水は、政府の2度にわたる要請で時間を大幅延長した。総放水量は2430トンで、3号機の貯蔵プールの容量(1400トン)を上回った。 20日夜からの放水は6時間、放水量は1080トンとなる見込み。 また大阪市消防局の部隊53人も20日、福島県入り。隊員2人が同日夜、東京消防庁の放水を原発敷地外から後方支援したという。 【共同通信】
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