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【福島第一原発の現状】

燃料取り出し準備進む 4号機で骨組み建設

 今週(九〜十五日)の東京電力福島第一原発では、水素爆発した4号機で、使用済み核燃料プールから核燃料を取り出すための骨組みが建設されている。十一日で事故発生から二年を迎えた。

 骨組みは十三日、建屋五階と同等の高さにまで達した。東電は十一月までに完成させ、燃料を取り出し始める方針。3号機でも原子炉建屋を覆う囲いの建設が始まっている。

 また、東電が「建屋内は真っ暗で危険」と虚偽の説明をし、国会事故調査委員会が計画していた1号機原子炉建屋内の調査を断念させた問題では、東電の第三者検証委員会が調査結果を発表した。

 「わざとうそをついたのではない。会社の組織的関与もない」という従来の東電の主張に沿った内容。検証委員会の弁護士三人は事故調側から事情を聴かず、東電側の話だけで調査を終えていた。

 一連の問題で強い批判を受けたことから、東電は川内博史・前衆議院議員の視察を受け入れた。川内氏は十三日、東電関係者以外で初めて1号機原子炉建屋内に入ったが、新事実は見つからなかった。

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