秘密保護法案に弁護士が抗議11月12日 16時20分
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政府が今の国会での成立を目指す「特定秘密保護法案」について大阪の弁護士や市民グループが政府が持つ情報が不当に隠され国民の知る権利が侵害されると訴え大阪市で法案に反対する抗議活動をしました。
特に秘匿が必要な安全保障に関する情報を保護する「特定秘密保護法案」は現在、衆議院の特別委員会で審議されていて政府は来週には衆議院を通過させたいとしています。
これについて大阪の弁護士や市民グループなどおよそ600人が、政府が持つ情報が不当に隠されるだけでなく、取材や報道も処罰の対象になるおそれがあり国民の知る権利が侵害されると訴え大阪市の中心部で法案に反対する抗議活動をしました。
参加した人たちは小雨が降る中、「秘密保護法案を廃案にするぞ」とか「政府の情報隠しを許さない」などとシュプレヒコールをあげました。
大阪弁護士会の福原哲晃会長は「法案は秘密の範囲が曖昧で行政が自由に情報を隠せることが大きな問題だ。秘密が何なのかは永遠に隠されてしまい、成立すれば将来に禍根を残す」と話していました。大阪弁護士会は日弁連=日本弁護士連合会ととも国会議員にも法案への反対を訴えることにしています。