秘密保護法:廃案求めデモ行進 大阪で600人参加
毎日新聞 2013年11月12日 18時51分(最終更新 11月12日 19時18分)
今国会で審議中の特定秘密保護法案の廃案を求めるデモ行進(大阪弁護士会主催)が12日、大阪市北区であった。弁護士や市民団体のメンバーら約600人が参加し、「政府の情報隠しを許さない」とシュプレヒコールを上げた。
法案は、国家機密を漏らした公務員らに厳罰を科す内容。日本弁護士連合会が「特定秘密の範囲が不明確で、恣意(しい)的な運用がなされる」と反対を表明しており、大阪弁護士会も「問題の多い法案であると広く知ってほしい」とデモを企画した。
参加者は正午に大阪弁護士会館を出発。「秘密アカン」「国民の権利つぶすな!」と書かれたプラカードやのぼりを掲げ、「保護法いらない」と訴えながら約30分かけて大阪市役所まで歩いた。
デモの先頭に立った大阪弁護士会の福原哲晃会長(66)は「行政が都合の悪い情報まで自由に隠せる悪法だ。何とか廃案に追い込みたい」と語った。【小林慎】