COP19:フィリピン交渉官 涙ながらに大演説17分超

毎日新聞 2013年11月11日 23時31分(最終更新 11月11日 23時40分)

17分を超える演説で温暖化被害の軽減を訴えるフィリピン政府代表=ポーランド・ワルシャワで2013年11月11日午後0時46分、阿部周一撮影
17分を超える演説で温暖化被害の軽減を訴えるフィリピン政府代表=ポーランド・ワルシャワで2013年11月11日午後0時46分、阿部周一撮影

 【ワルシャワ阿部周一】「温暖化を疑う人は今起きている現実を見てほしい。狂った状況を止めよう」。ポーランドで開催中の国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)で11日、フィリピンなどに甚大な被害をもたらした台風30号について、フィリピン政府代表団の交渉官が、涙ながらに17分を超える大演説をした。交渉官は「兄はこの3日間、何十人もの遺体を埋めた」と現地の悲惨な状況を、時折ハンカチで目頭を押さえながら力説、会場からは1分近い拍手が続いた。

 一方、同国代表団の一人で、温暖化の被害軽減策の交渉を担当するアリス・イリガさんは毎日新聞の取材に、「自然災害に強靱(きょうじん)な社会を造るには、途上国の資金では足りない。(先進国は)交渉を終わらせ、すぐ行動を取るべきだ」と訴えた。COP19では、途上国が先進国に対策資金の拠出を求めており、今回の台風被害が今後の交渉にも影響を与える可能性がある。

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