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【プロ野球】マーの大リーグ行きに光 新ポスティングに選手会軟化2013年11月12日 紙面から 日本野球機構(NPB)と労組日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は11日、兵庫県西宮市内で事務折衝を行った。見直しを進めていたポスティングシステム(入札制度)について、NPBは大リーグ機構(MLB)と合意した内容を説明。再考を求めていた選手会は態度を軟化させ、近日中の返答を約束。新制度導入へ前進した。 折衝後、選手会の松原徹事務局長は「球団側の考えは理解できた。12球団の選手会長に伝え、一緒に検討していく」と、近日中に意見をとりまとめる方針を示した。 日米の機構側がまとめた新しい案では、最高額を提示した米球団の交渉権獲得は従来通り。落札額は、最高額と2番目の入札額の中間とすることで一度は合意した。だが、選手会側が異を唱え、1球団でなく複数球団との交渉権を求めた。 1球団による独占交渉では過去、2010年オフの岩隈(現マリナーズ)がアスレチックスと、11年オフの中島(現アスレチックス傘下3A)がヤンキースと破談。同じ失敗を繰り返さないよう、選手会側は独占交渉権の改善を求めている。 この日の説明役を務めたNPBの四藤慶一郎・選手関係委員長(阪神球団専務)は「複数球団と交渉ができる制度にしたい(選手会の)意向は理解しているが、MLBにも意向がある。それを(選手会に)伝えて、一定の理解は得たという感触はある」と話した。これまでの制度はすでに失効。選手会が複数球団交渉権にこだわり続ければ、今オフの楽天・田中の大リーグ移籍にも支障を来す懸念があった。選手会の軟化によって、田中の進路にも光が差しそうだ。 (小林孝一郎) PR情報
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