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【プロ野球】

星野監督に正力賞 10年ぶり2度目

2013年11月12日 紙面から

正力松太郎賞の受賞が決まり、喜びを語る楽天の星野監督=兵庫県芦屋市で

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 プロ野球で、その年に最も功績があった監督、選手らに贈られる正力松太郎賞の選考委員会(委員長=王貞治ソフトバンク球団会長)が11日、東京都内で開かれ、楽天を球団創設9年目で初の日本一に導いた星野仙一監督(66)が全会一致で選ばれた。賞金は500万円。阪神の監督だった2003年に続き2度目の受賞となった。

 特別賞には、同じく楽天で今季24勝無敗の驚異的な成績を残して日本一の原動力となった田中将大投手(25)が選ばれた。賞金300万円。同賞が贈られるのは、04年に米大リーグの年間最多安打記録を更新する262安打を放ったイチロー外野手(当時マリナーズ)以来で、史上2人目。

 正力賞は昨年まで複数が受賞したケースもあったが、今年以降は1人に限定された。選考委員は他に田口雅雄、杉下茂、中西太、山本浩二の各氏が務めた。

 阪神でセを制した03年以来10年ぶりの正力賞。楽天・星野監督は11日、神戸市内で行われた三木谷オーナーの父・良一さんの告別式に参列後、滞在先の芦屋市内で取材に応じた。「ちょうど10年前か…」。そう言って喜びをかみしめた。

 宿敵巨人を破っての自身初となる日本一。文句なしの選出にも、指揮官は「プロ野球の生みの親の賞だし、監督としては沢村賞のようなもの。自分にとっては、みんなが日本一にしてくれたことが最高の賞だと思う。オマケに正力賞までもらえた」と選手、コーチらに感謝した。

 日本シリーズの激闘をあらためて振り返り、「向こうは百戦錬磨の王者。勝てっこない、と世間が思うのも当たり前。それでも、選手たちは7試合とも印象に残る試合をやってくれた」と感慨深げ。「今年のチームは立派」と感謝の言葉は尽きなかった。 (井上学)

 ▽楽天・田中「なかなか受賞することができない大変価値のある賞だと思います。特別賞ということで、選んでいただいた方に心より感謝いたします。サポートしてくださった皆さま、本当にありがとうございました」

 

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