【不法死亡訴訟】40日目:ヘア・メイク・アーティストの証言(再)?
テーマ:Michaelの死に関する裁判パトナム弁護士:
ランディ・フィリップスがマイケルにステージに上がるよう
圧力をかけたことはありましたか?
カレン:
いいえ。
パトナム弁護士:
ポール・ゴンガウェアがマイケルにステージに上がるよう
圧力をかけたことはありましたか?
カレン:
いいえ。
パトナム弁護士:
ランディ・フィリップスが個人的に
マイケルの話を聞かないよう指示したことはありましたか?
カレン:
いいえ。
パトナム弁護士:
ポール・ゴンガウェアが個人的に
マイケルの話を聞かないよう指示したことはありましたか?
カレン:
いいえ。
パトナム弁護士:
ランディ・フィリップスがマイケルをステージにあげるよう誰かに話しているのを
見たことはありますか?
カレン:
彼はマイケルを塀で囲みたいと私に言いました。
カレンはフィリップスのそばにあまりいなかったので
フィリップスがマイケルをステージでリハーサルさせるよう
誰かに話していた覚えがないのだと言った。
6月22日、カレンはマイケルのウィッグを取り換えるためにマイケルの家に行った。
彼女は2〜3時間待っていたが、帰るよう言われたという。
マイケルが望まなかった。
6月23日、初めてステープルス・センターへ行く。
カレンは、6月19日のマイケルの体調をひどく心配していたと言った。
“この頃、私はとても心配していました。
本当に本当に恐ろしかった”
カレンは恐ろしいことが頭に浮かんでいたと話した。
カレン:
土曜日、私はセキュリティのアルベルト・アルヴァレスに電話をしました。
心配だから、、マイケルを注意深く見ているよう彼に頼みました。
アルヴァレスは、電話を切りたがったという。
出掛けなければならないと言って電話を切った。
6月22日、カレンはマイケルのことを話す機会を誰とも持てなかったと言う。
子ども達に聞くことはしたくなかった。
6月23日、ステープルス・センターでは
マイケルとのミーティングがたくさん行われたとカレンは言った。
この日はマイケルといる時間が何度かあった。
マイケルに何を話したのか憶えていないが
何気ない会話をしたと思うとカレンは言った。
パトナム弁護士:
6月23日、マイケルはいいリハーサルをしたと思いましたか?
カレン:
とても良くなっていました。
パトナム弁護士:
24日はどうですか?
カレン:
良くなっていました。
パトナム弁護士は、そのリハーサルの後
マイケルは準備が出来てると思ったかどうかカレンに尋ねると
カレンは“No no no!”と答えた。
パトナム弁護士:
彼はツアーに出る準備が整っていると思わなかったのですか?
カレン:
そうれはなくて…
マイケルの体重が増えていなかった、
少し延期することが出来たらツアーの準備のために必要な変化はあった、
とカレンは言った。
パトナム弁護士:
そのリハーサルを見た後、彼は準備ができないと思ったのですか?
カレン:
いいえ。
“とても精力的なショーでした”
希望はあった、とカレンは言った。
“いつものマイケルを目にしました。
彼は笑っていました。
積極的に参加している彼を見ました。
いくらか安心感がありました”
“その時もまだ寒がっていましたが、精神状態は良くなっていました”
とカレンは言った。
“普段の生活をするぶんには彼の体重は気になりませんでしたが
パフォーマンスするのには彼の体重は気になりました”
パトナム弁護士:
彼のワーク・ウェイトは120ポンド(約55kg)だと証言しましたか?
カレン:
リサ・マリー・プレスリーが教えてくれました。
“リサ・マリー・プレスリーと親しくなり、
彼女が私に、マイケルは120ポンドにしたがっていたと言いました”
とカレンは言った。
パトナム弁護士:
彼が亡くなる最後の週、彼の体重は10〜15ポンド(約5〜6kg)減ったと証言しましたよね?
カレン:
はい。私の推測です。
パトナム弁護士:
あなたはマイケルがさらに痩せていくのを目にしていたのですか?
カレン:
はい。
3月〜4月、彼女はマイケルに体重が心配だと話したと言った。
マイケルが亡くなる最後の週、そのことを彼に話すことはなかった。
“マイケルがあまりよく知らない人たちは、何枚も重ね着をしていたせいで
彼の体重が激減していたことにおそらく気づかなかったと思う”
とカレンは言った。
パトナム弁護士は、検死報告では、マイケルが亡くなった時の体重は
136ポンド(約61kg)だったという事実についてカレンに質問した。
パトナム弁護士:
そんなに体重があるのはあり得ないと思いましたか?
カレン:
はい。
“マイケルの体重は激減し、彼は痩せていきました。
136ポンドというのはマイケルにとって多いです”
とカレンは証言した。
また、2009年6月、誰も彼女の言うことに耳を貸さなかったことに少し戸惑ったと
彼女は言った。
“私は思ったことや意見を声に出しましたが
あまり返事をもらえませんでした”
“彼は大丈夫なふりをしていたのでしょう”とカレンは言った。
しかし、話をする精神状態ではなかったと思ったため
大丈夫なのかマイケルに尋ねることはなかった。
また、カレンはマイケルの家族に自分の心配を話さなかったという。
パトナム弁護士:
最後の週、何が起きているのかわからなかったのですね?
カレン:
そうです。
カレンは、マイケルは医師を信用していて
医師が処方するものは大丈夫だと思っていたと話した。
プロポフォールのことを耳にしたのはマイケルが亡くなった後で、驚いたとカレンは言った。
TIIツアーの話をするマイケルは
ツアーをすることを自分に納得させようとしているように見えたという。
“ツアーをするよう、自分に言い聞かせているようでした”
2009年6月20日、マイケルの体重を心配するファンの手紙のことを
フランク・ディレオにメールで伝えた。
カレンが書いたメール:
フランク…残念ながら彼女は正しいです。
彼が死んでしまうことを恐れています。
このショーをすることが出来なければ
彼には行く場所がありません…
他のファンからの、マイケルは痩せすぎだというメールも
6月22日カレンからディレオに転送されている。
“このメールを書いている時、私は必死でした。
耳も傾けてもらえていなければ、理解もされていないと感じていたので”
“彼は、自分自身が犠牲者になるようにしているように見えます”
そうカレンはディレオへのメールに書いた。
パトナム弁護士はそのメールは何を意味していたのか尋ねた。
カレンは“彼が死にそうだということです!”と言った。
“あなたとケニー、あるいはランディは悪人や金の犠牲者になるに値します”
“これはあなたと私の間だけの話です”
とカレンはディレオへのメールに書いた。
“このことをあなたに任せるので私に指示をだしてください”
カレンは何か行動を起こして彼らの注意をひこうとしたと言った。
“必死でした。マイケルのためにセラピストがほしかった”
ディレオや他の人からの返事はなかったと彼女は言った。
“マイケルはひどく痩せていました…骨が見えていました。
私は、毎日彼の体に触れていた人間です”
メールのつづき:
マイケルの強迫神経症もひどくなっています。
繰り返し同じことをし、ずっと話しています。
パトナム弁護士:
6月16日、マイケルは歌ったり踊ったり出来ないと思っていましたか?
カレン:
はい。
パニッシュ弁護士:
その時、マイケルに何らかの医療的援助が必要だと思いましたか?
カレン:
そうです。
マイケルはみんなの目の前で健康状態が悪化していったというBugzeeに同意すると
カレンは言った。
マイケルはリハーサルに遅刻して来たと言った。
オルテガがそのことにとても腹を立てていたという。
亡くなる2週間前、マイケルは怯え、被害妄想に陥り、プレッシャーを感じていたと
カレンは言った。
“彼の健康状態が悪化していると確信していました。
何がおきているのかわかりませんでしたが、何かとても大きな問題がありました”
カレンは、マイケルの体重について葬儀業者と話をしたと言った。
6月19日よりもひどい様子だったかパトナム弁護士は尋ねた。
カレンは“彼は亡くなっていたんですよ!”と答えた。
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これでカレンさんの証言は終わりです。
証言についてニュースで上がってくるものは その極々一部のさらに一部に過ぎません。
AEGが関わっていることでメディアが切り取ってしまう証言もあります。
足繁く法廷に足を運び、その内容を事細かく知らせてくれるファンの方の努力には
本当に頭が下がる思いです。
オイラがまとめているものも
リアルタイムで、かつ一個人でまとめるのはこれがもう限界ではありますが
これでも部分的なものにすぎません。
法廷ではもっともっと多くのやりとりがなされ
その場でしかわからないシチュエーションも存在していると思います。
そのことを一度お伝えしたかった。
これからも自分なりに追っていくつもりですが
これがすべてではありません。
証言を書き終えるたびに何かを自分の言葉を付け加えようと思うのだけど
結局何の言葉も浮かんで来ません…
ただただ、Michaelの置かれていた状況を少しでも知りたい。
どうしてこんなことになってしまったのかを少しでも知りたい。
彼だけは安らかでありますように…
ランキングに参加しています
☆...We always love you, Michael...☆
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1 ■…
確かに公に出てくるのは一部でしょうね。最後になる10回のTIIが終わり、子供たちと学校の話をしたり、子供たちの友達にあったり、家族で出かけたり、好きな音楽を作ったり、そういう平和で静かな日々がやってくるという運命であっても良かったのに。