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◆コナミ日本シリーズ2013第4戦 巨人6―5楽天(30日・東京ドーム) 「打撃の神様」「V9指揮官」として知られる元巨人監督の川上哲治氏が28日午後4時58分、東京都稲城市の病院で老衰のため死去していたことが30日、分かった。93歳だった。日本シリーズ第4戦の試合前に悲報を受けた巨人はチーム一丸で、楽天に逆転勝ち。4、5回に長野が連続適時打を放ち、7回には“シリーズ男”の寺内が右翼線へ執念の勝ち越し打。投手陣も必死のリレーで踏ん張り、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。第5戦は巨人は内海、楽天は辛島が先発する。
高鳴る鼓動が聞こえる。寺内は気合に満ちた表情で長谷部に立ち向かった。長野が敬遠四球で歩かされた同点の7回1死一、二塁。スライダーに食らいつき、右翼線付近に落ちる勝ち越し適時打を放った。「打席に入る前に原監督から『思い切り踏み込んでいけ』と言われていた。どんな安打でもいい。当たりは良くなかったけど、いい所に落ちてくれた」。2勝2敗のタイに持ち込み、お立ち台で興奮を隠そうとしなかった。
プレーオフ男の襲名だ。17日の広島とのCS最終Sでは前田健から一発を放った。27日の第2戦(Kスタ)では田中の完封を阻止する1号ソロ。ポストシーズンは全試合で「2番・二塁」で先発し、打率3割2分(25打数8安打)、2本塁打、5打点と活躍を続けている。「今日はラッキーだった。短期決戦ですし、なんとかチームに貢献したい気持ちだけ」と言うが、チームの見る目は違う。3安打3打点の長野が「なんとかテラさんに回せば、点になる」と言えば、決勝打の打席前に「左手一本で打つくらいの気持ちで」とアドバイスした原監督は「振る力は十分に持っている。しかし、彼の今までの役割は大きい」と賛辞の言葉を並べた。
打線は第3戦まで4得点と湿り勝ちだったが、「点差が離れても、逆転できると思っていた」。4回には頭部への死球を受けたが会心の一打につなげた。29日の試合前、原監督から冗談で「来年の4番打者」と言われた。チームのムードメーカーでもある。「僕が4番を打ったら、巨人が終わっちゃうよ。脇役でいいんです」。30歳の伏兵が日本一の覇権を大きく握っている。
◆テキサスの哲 全盛期を過ぎて現役晩年となった川上さんは、それまでのライナー性の打球が影を潜め、内野の頭を越えて外野の前に落ちる安打が増えた。いわゆるポテンヒットをメジャーではテキサスリーガーズヒットと呼ぶため、「テキサスの哲」と皮肉られることも多かった。
(2013年10月31日06時02分 スポーツ報知)
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