'13/11/12
宮島競艇改装 観光客誘致へ
廿日市、大竹両市でつくる宮島競艇施行組合は15日から、廿日市市宮島口の「ボートレース宮島」の西スタンド棟の解体工事を始める。外向け発売所を拡充してデッキテラスや芝生広場を備えた滞在型とし、宮島に訪れた観光客の取り込みも狙う。工事開始から12月11日までレースは休催する。完成は来年12月の予定。
西スタンド棟に隣接する入場門棟と支払い所棟も解体する。場内は14日までGIレースを開催中。15日からの休催期間に、出入り口から中央スタンド棟までをつなぐ仮設通路を設ける。
来春の解体完了後、海側のデッキテラスや鉄骨2階建て延べ約1800平方メートルの外向け発売所(施設名称は検討中)を新設する。
施設の1階は、入場料を払わずに舟券を購入できる外向け券売機を現在の4台から25台程度に増やして売店を設置。2階フロアは新規ファン獲得のためのイベントや地域交流の場に活用する。行楽時季に競艇駐車場を利用する宮島観光客の取り込みも図る。総事業費は約13億円を見込む。
【写真説明】外向け発売所の完成イメージ図
【写真説明】15日から西スタンド棟周辺の解体が始まる「ボートレース宮島」