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2人死傷放火 起訴内容認める
11月11日 12時45分

2人死傷放火 起訴内容認める
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去年3月、久留米市で、住宅や倉庫4棟全焼し男性1人が死亡した火事など、2件の放火の罪に問われた男に対する裁判員裁判が11日、開かれ、男は起訴内容を認めました。
久留米市の無職、鈴木賢二被告(36)は、去年3月、久留米市大石町の住宅に火をつけて、隣接する住宅や倉庫を含めあわせて4棟を全焼させるなど、2件の放火の罪などに問われています。
大石町の火事では、66歳の男性が逃げ遅れて死亡したほか、65歳の女性も大けがを負いました。福岡地方裁判所で開かれた初めての裁判員裁判で、鈴木被告は、「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
検察側は「被告はいらいらを解消させる方法として以前から放火をしていた。事件当時も交際していた女性と連絡が取れず、いらいらを晴らすためには、大きな火を見るしかないと考え放火を企てた」と指摘しました。
そのうえで、「人が寝静まった深夜で、燃えやすい木造家屋を選ぶなど危険で悪質だ」と主張しました。
一方、弁護側は、「被告は、軽い精神的な障害があり、善悪を判断する能力が十分ではなかった」として、刑を軽くするよう求めました。