11月11日 夜
私と一緒に成長する者たち
私と共に成長する者は、私が伸びない時には、伸びない。私は40才。それで、そんな年齢になっていないのが、幾人かいる。私に合わせられている。
大阪に多い。みんな子供っぽく見える。みかけばかり。心が私に合う者はきわめて鍛えられている。というか変わった色をつけられている。オバケだったり、世界支配だったり、ピカピカの宇宙人だったり、王様面だったり。不運な子は、精神を病んだふりをする。
私がキングとなってから出会う者達は、その頃の私に合うようになっている。この人たちは、また別の色を身に着ける。生徒っぽくあり、奇人先生に近そうで、音楽にも何か興味がある。
声がおおきく強すぎるのは?
その土地の人々では制御できないのだ。もっと人が強い場所にゆくと、正される。それまで待とう。
で、私はなぜ僻地に来て、古い面々が現れ、調整がはじまる?
私は東大阪における向上の時をいったん止めて、休んでいるからだ。より自分らしい場所を断片的に、用意したらしい。
成長はどこから始まる?
遅い人は、すべては不完全と知ることから。完全と思い込まされては、伸びない。エジプト人だぞ。あの快楽的で、せっかちで、働き者で、ふだんは寝てばかりいる、あの思弁的な古代都市人。彼らは、甘ったるい声以外に、何が出せる? 完璧とはほど遠い。
彼らはなぜかポップスの支配者。声もリズムも明るく活気に満ちる。ご老人は、戦闘経験があり、いまや拳法の達人ときてる。彼の踊りは猫にも劣る。
エジプト人はそんなもの。その下で、ずっと押さえつけられている。
使いの子。使いの力量によって、規定されている。もし彼がもっとすごかったら? もし彼がもっと貧弱だったら? その子もそうなる。その子の本当の力は、誰が決めているわけ?
ある神様が、この星で最も優秀な人間を作ろうと思った。与えるべき才能を吟味して、伸びる男にした。それを生きているうちに習得できるよう体験も、用意した。なぜ、そんな偉大な才能が必要だったか?
新しい科学時代のリーダーに星が統率されるべーき。中世生まれの神様はあまりに近代的な自分に嫌気がさして、思ったのだ。私では科学時代の星を導けない。新たなリーダーを育成せねば。
彼は人生をまっとうして天国にあがった。彼が伸びて、神の座にふさわしくなるまで、あと少し。
そんなたいそうなことでないけれども、一人一人は綿密に設計された。
まずは不幸な人は言ってみよう。自分の作り手のバカヤロー。こんなみじめな体験なんて、いらねえよ。もっと幸福をくれよ。ってね。
幸福な人は言ってみよう。自分の作り手よ、ありがとう。感謝する。もっと自分にいいことを用意してくれよ。ってね。
運命はこんな呼びかけくらいでは、変わらない。あしからず。
時空間創造者
神様の管理ゾーンなのだ。少し勉強すると、ここに参加できる。
彼は自分の未来をつらつらと眺めてみた。だらしない。彼は理想が遠いことを嘆いた。それで、ちょこちょこと書き変えた。もう一度、未来を眺めたら、自分が少し輝いていた。
彼は熱心に、とことことことまた未来を書き換えた。未来をまた眺めたら、自分は立派に光っていた。うーん。彼は不満足だった。そこへ神様がやってきて、それが君の未来だよ、と言った。
不幸な人生を長く歩んできた彼は、きーっと怒って、もっともっともっと未来に書き足した。すると、とんでもないことに。彼はもっともっともっと光輝き、万能になってゆく姿がそこに。もう一人の神様が現れて、言った。そっちのほうがいいね。
彼はまだ満足しなかった。次から次に彼の希望を書き加えていった。そしてまた未来を眺めた。彼は、精力的で活発になっていた。神様が、現れて言った。それで、他の星の人間と同じくらいだね。よかった。これで、地球は、落第点をとらないでいられる。
彼は、自分が自分を貶めている原因だとやっと気づいた。理想が低すぎたのだ。彼は、もう、その理想が誰に与えられたものかは、気にしなくなっていた。自分で、自分の理想をやっと決められるようになったからだ。
彼はそう思い込んでいる。が、実は、これも手のひらの上の出来事。
ようやく科学時代の人間が生まれたよ。
11月10日 夜
私だけが、どんどん明るくなる。今は、池田に閉じ込められ、落ち込んではいる。が、私はどこにいても、似たようなことができる。また二年以内なら、ここに同化しない。暗い池田人にあわさないですむ。すぐにここを脱出できるさ。
私の近くにやがてきて、永遠の栄光に浴する女性たちは、電波犯罪側にいると、今は暗いところに落とされるよう。おてんと様は、善悪にキビシーから、そんな運命をそれぞれに用意した。しかし、見た目、つらそう。とりなしておく。
私の信念。ムダに不幸なのは、いけない。不幸はすべて取り除ける。無知による失態は、無限の知恵を享受できる人には、あってはならない。
人助けは、得意な人がやるものだ。全部、自分でしなくてよい。眠りからも、覚ます。みんなだ。