2013.11.11 05:04

見解の相違…板東英二、涙の謝罪「カツラ経費と思った」

「私の不徳のいたすところ」と会見で謝罪した板東英二。普段は陽気だが、ハンカチを手に涙をぬぐった=大阪市 (撮影・高井良治)

「私の不徳のいたすところ」と会見で謝罪した板東英二。普段は陽気だが、ハンカチを手に涙をぬぐった=大阪市 (撮影・高井良治)【拡大】

 昨年12月に個人事務所が名古屋国税局から約7500万円の申告漏れを指摘され、芸能活動を休止していた元プロ野球選手でタレントの板東英二(73)が10日、大阪市内で会見した。

 報道から約10カ月、初めて公の場で口を開き、「私の不徳のいたすところ。ごめんなさい!」と涙で謝罪。指摘された架空外注、架空貸し付けについては同席の弁護士が「一切ない」と否定し、「いくつかの見解の相違があり、当局の指摘通り修正申告、納税を済ませた」と説明した。

 見解の相違について板東は「この20年近く植毛をやってきた。カツラが経費で落ちると聞き、植毛も…と思ったら、美容整形と同じだった」と告白。“これでみそぎ?”の問いには「“毛頭”思っておりません」と首を振った。

 また、謝罪会見が遅れた理由を「事務所閉鎖を決心し、法的問題をクリアするために」と話す半面、「僕に流れる野球の血がCS、日本シリーズの間に(記事が出ること)は許せないし恥ずかしかった」と声を振り絞った。一部ではラジオ復帰も報じられたが、「残念ながらどこの局からも話はない」と涙。「仕事以外に取りえがない。何かお役に立てれば」と早期復帰を切望した。

(紙面から)