連合の古賀伸明会長は11日、日本記者クラブでの会見で、2014年の春季労使交渉に関連し「円安で輸出企業は業績が上がっているが、内需型の産業は原材料費が上がり、極めてしんどいところがたくさんある」と述べた。連合は５年ぶりに賃金を一律引き上げるベースアップ（ベア）を要求する方針を示しているが、現在の経済情勢には厳しい認識を示した。
会長は「国民所得の向上がデフレ脱却につながる」と述べ、ベアの必要性を改めて強調した。「一部の大企業だけの賃上げが、（中小や地方など）全てに波及するような動きがなくなってきた」とも述べ、格差を是正するため賃金の底上げを求める考えも示した。
古賀伸明、内需型産業
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