東方歪界譚 (五月雨椿)

気まぐれで作成した東方SSです。
こちらの投稿は遅めになると思います。



1つの異変のプロローグ

もうそろそろ諦めてくれないかしら?
                                      私が諦める?
                             ありえないですよ、そんなこと。
そう。
                        それに、まだ私は力が有り余っていますよ?
力、はね。時間はもうギリギリみたいよ?
                                  ……1ついいですか?
何かしら?
                                  ここで時間が来たら、
                       あなたにとって不利な状況になるはずですが?
それもそうね。
でもね、何か見落としていないかしら?
                                           ?
私を、
幻想郷を作り上げた、
この“八雲紫”を舐めないで頂けないかしら。
                               …何か細工をしたのですね、
                                 私と戦っている合間に。
そうよ。
少しばかりいじらせてもらった程度だけどね。
                                     侮れませんね。
                          さすがスキマ妖怪と言うべきでしょう。
そういうあなたは、人間かしら?
                                    どうでしょうね。
                     もしかしたら、人間ではないのかもしれませんね。
…そろそろ時間かしら。
では、後ほどお会いしましょう。
                                   はい。またいずれ。
……そういえば、名前はまだだったかしら。
聞かせてくださらない?
                                    “古城霙”です。
                                     それではまた。
ええ。ごきげんよう。
………。
ここまでの力を持つ人間は初めてだったかしらね。
疲れたし、また寝ることにしましょう。
あとは任せたわ、霊夢。


幻想郷-そこは結界に区切られ、外部からは認識されない場所。そこには人間にとって空想上の生き物とされている、妖怪や妖精、神霊などが暮らしている。これはそこで起こった1つの異変を綴った物語である。

ここは博麗神社、博麗の巫女である博麗霊夢が住む神社。正確にはその少し前の上空だが。今日も今日とて異変を解決した霊夢は、空を飛んで帰路についていた。
「全く、魔理沙も魔理沙よ。私の獲物に手を出しておきながら、いつの間にかいないなんて。今度会ったら覚悟しときなさいよ。」
しかし、ご機嫌は斜めのようだ。ぶつぶつと愚痴を漏らしている。神社に降り立った霊夢は数歩歩いてから視線の端に何かを入ったのだろう、その足を止めて顔を右に向けた。そこには見慣れない格好をした女の子が倒れていた。
「次から次へと。もう、なんなのよ。」
ため息混じりにつぶやいた霊夢は、少女に近づき膝を抱えて顔を覗き込んだ。
(あら、意外と美人…じゃなくて。)
霊夢は邪な思考を振り払うと、倒れている少女に呼びかけてみることにした。
「もしも~し、聞こえてる~?」
「……………」
「返事がない。ただの屍のようだ。」
「……………」
「仕方ないわね。ここに放置するわけにもいかないし…。しょうがない。」
霊夢は辺りを見渡して不審な点がないか確認を済ませると、ため息をまたつき少女をおぶって神社の中に入っていった。



間違い等がありましたら、指摘のほどよろしくお願いします。


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