番外編2 ネオヒルズ族・与沢翼の会社にて、セミナーに参加!(実録「夢を売る男」)
皆様こんにちわ!
今週は「スーパーフリーエージェントの6大条件」の連載を一休みして、今週14日(木)にネオヒルズ族、与沢翼の会社(株式会社Free Agent Style、以下株式会社FAS)で行われたセミナーの感想を記載します。
そのセミナーの名はズバリ「ブランディング出版説明会」というもので、簡単に説明すると、セミナーの参加者に皆さんもご自身の本を出してみませんか?私達がそのお手伝いをしますよ!というものです。
要は自費出版を勧誘するセミナーです。
各言う私も日ごろブログを書いていて、出版に興味を持ったので参加しました。このアクセスの数では到底無理ですが。。(笑)
それでは順を追ってセミナーを振り返ってみましょう。まずはこちらの画像をご覧ください。↓

今週は「スーパーフリーエージェントの6大条件」の連載を一休みして、今週14日(木)にネオヒルズ族、与沢翼の会社(株式会社Free Agent Style、以下株式会社FAS)で行われたセミナーの感想を記載します。
そのセミナーの名はズバリ「ブランディング出版説明会」というもので、簡単に説明すると、セミナーの参加者に皆さんもご自身の本を出してみませんか?私達がそのお手伝いをしますよ!というものです。
要は自費出版を勧誘するセミナーです。
各言う私も日ごろブログを書いていて、出版に興味を持ったので参加しました。このアクセスの数では到底無理ですが。。(笑)
それでは順を追ってセミナーを振り返ってみましょう。まずはこちらの画像をご覧ください。↓
これがセミナー中に隠撮りした映像です。ここに2人の男性が壇上にいるかと思いますが、左側の方が株式会社FASの取締役社長の吉村啓志さん(ちなみに与沢翼は代表取締役会長という肩書です)、右がゴマブックス株式会社副社長の赤井仁さんです。
この説明会はおよそ30人が参加していましたが、まず司会を担当した吉村社長が3~4人を1グループにまとめ「なぜこのブランディング出版説明会に興味をもったのか」「どんな本を出したいと思っているのか」といった情報をグループで共有させます。
私のグループでは個人でFP(ファイナンシャルプランナー)を開業している方、WEB全般のビジネスをしている方、不動産の競売王と名乗る方で電子書籍関係のビジネスをされている方など様々な方がいました。(蛇足にそれますが、遅れてセミナーに参加し、私の右隣に座られた男性は黒のストライプのスーツ、顔は腫れは収まっていますが、赤くなっていました(2~3日前の喧嘩??)後にそのアニキが2個左前に座っていることに気付きます。。)
さてこのセミナーは3部構成になっており、①最初は出版した成功者として小野秀司さんという方が講演し、②次に上記の写真に載っている赤井さん(ゴマブックス)が現状の出版業界動向や電子書籍ビジネスの隆盛、自社で苦労の末に編み出したアマゾンのランキングで上位表示する方法などを話しました。③最後に「あなたも本を我が社から出しませんか」ということで、具体的な出版パッケージ商品とその値段、含まれるサービスを説明してくれました。これを①~③の順に説明します。
①「アマゾン予約ランキングで1位を取りました!!」
まず今回のような出版セミナーから生まれた成功者として、小野秀司さんという方が講演しました。この方は「親子で学ぶビジネススクール
」という本を今月末出版予定で、このセミナーで宣伝している出版パッケージを利用したとのことでした。そして何でもアマゾン事前予約ランキングで1位をとったということで大変満足そうでした。
ん・・・何か変ではないでしょうか。失礼ながらこのような無名の方が書かれた本(もちろん私も知りません)がランキング1位など実感として取れるわけがありません。
これにはカラクリがあり、関係者の誰かが大量の予約注文を流しただけの可能性が極めて高いと思います。また最近報じられている、本屋のランキング上位にもっていくための買占めとは異なり、予約はキャンセル可能ですから、実損・販促費は限りなく低く抑えることが可能です。
上記のように本人は努めて自身満々に話していましたが、ただのセミナー参加者に対する客寄せパンダとしての意味合いが強く、あまり大した事ないなと感じました。
②「皆さん必ず1冊は本書けると思いますよ」
上記の講演に続いて、赤井さん(ゴマブックス)が講演しました。その中でもっとも印象に残っているのは上記のサブタイトルともなっている「皆さん必ず1冊は本書けると思いますよ」という発言です。
この赤井さんの会社ゴマブックスはヒット作も何本か出しているためその実績紹介と、今はやりの電子書籍についてその将来性を説明し、今が出版するチャンスという発言をされていました。
最後に紙や電子書籍である程度販売するためにはノウハウが必要である旨を説明し、当社ではアマゾン・キンドルストアや最近オープンしたibooks storeでランキングを上位にもっていく他社にはないノウハウがある旨を説明していました。
その中で随時、司会を担当していた吉村さん(FAS株式会社)から「出版は個人の上場と呼ばれている」「出版すれば先生として持ち上げられる」「全国に本が行き届くから、自社の最強の営業ツールとなる」など自尊心をくすぐる発言も随時ありました。
その吉村さんの話の中で一番面白かったのは与沢翼著の「スーパー フリーエージェント スタイル 21世紀型ビジネスの成功条件
」をアマゾンランキング1位にもっていったときの体験談でした。
想像していたとおり大量の買注文を行い、強引にランキング上位に押し上げるのですが、1位を取るのは難しかったそうです。同一のIPアドレスからは買い注文が制限されるため友人に代理購入を依頼したりしたものの2位からなかなか抜けず、結局は「与沢翼との会食チケット」という本の対価を上回るサービスを購入者特典につけることでやっと1位を取れたそうです。ここの従業員の方は大変ですな。。
③「出版プロデュースパッケージ」
最後に具体的な出版パッケージの説明がありました。このパッケージの具体的な売りは、与沢翼が大量に抱えているメルマガ会員(累計30万人)に出版本の宣伝ができたり、本の帯に与沢翼の推薦文を入れてもらえたりと主に販売促進のサービスが付与されている点です。さて気になるお値段は・・・・
1,186万円=950万円+236万円(税込1,575円の本を、ランキング上位に持っていくため1,500冊分買い占める実費)
ひぇーな値段ですね。これは電子+紙(全国2,000冊配本)にランキング上位特典が付されたフルパッケージの値段です。やはりお金持ちしか挑戦できない価格ですが、自分の本が出せるなんて夢がある話です。
そう、まさに吉村さん・赤井さんは「夢を売る男」です。
☆百田尚樹著「夢を売る男
」☆
今回は話が長くなりましたが、これが最後のオチです。この出版セミナーの説明内容は最近読んだ百田尚樹著「夢を売る男
」とそっくりなのです。
この本は主人公である出版社編集部長の男が、「自分史を出したい!」「小説を書きたい!」「私しか伝えられない○○のノウハウを本にしたい!」といった本を出したがっている人を言葉巧みに操り、高額な出版費用を出させるというブラックコメディです。著者は、本を出して世間にアピールしたいというような現代人が持っている過剰な自意識・欲望・自己中心的な考え方を糾弾するために出したのではないかと思います。私はとても面白かったです。
この本を読んだあとに出版セミナーに参加したことで、参加者の本を出したいというギラギラ感が良く伝わってきました。まさに百田尚樹の言うとおりと感じました。
(PS.ちなみに私の左2個前に座ったアニキは早速出版の相談に行っていました。どうやらフルパッケージを申し込むそうです驚)
今回も長文を読んでいただきありがとうございました。
今回も皆様からのコメントお待ちしております。



この説明会はおよそ30人が参加していましたが、まず司会を担当した吉村社長が3~4人を1グループにまとめ「なぜこのブランディング出版説明会に興味をもったのか」「どんな本を出したいと思っているのか」といった情報をグループで共有させます。
私のグループでは個人でFP(ファイナンシャルプランナー)を開業している方、WEB全般のビジネスをしている方、不動産の競売王と名乗る方で電子書籍関係のビジネスをされている方など様々な方がいました。(蛇足にそれますが、遅れてセミナーに参加し、私の右隣に座られた男性は黒のストライプのスーツ、顔は腫れは収まっていますが、赤くなっていました(2~3日前の喧嘩??)後にそのアニキが2個左前に座っていることに気付きます。。)
さてこのセミナーは3部構成になっており、①最初は出版した成功者として小野秀司さんという方が講演し、②次に上記の写真に載っている赤井さん(ゴマブックス)が現状の出版業界動向や電子書籍ビジネスの隆盛、自社で苦労の末に編み出したアマゾンのランキングで上位表示する方法などを話しました。③最後に「あなたも本を我が社から出しませんか」ということで、具体的な出版パッケージ商品とその値段、含まれるサービスを説明してくれました。これを①~③の順に説明します。
①「アマゾン予約ランキングで1位を取りました!!」
まず今回のような出版セミナーから生まれた成功者として、小野秀司さんという方が講演しました。この方は「親子で学ぶビジネススクール
ん・・・何か変ではないでしょうか。失礼ながらこのような無名の方が書かれた本(もちろん私も知りません)がランキング1位など実感として取れるわけがありません。
これにはカラクリがあり、関係者の誰かが大量の予約注文を流しただけの可能性が極めて高いと思います。また最近報じられている、本屋のランキング上位にもっていくための買占めとは異なり、予約はキャンセル可能ですから、実損・販促費は限りなく低く抑えることが可能です。
上記のように本人は努めて自身満々に話していましたが、ただのセミナー参加者に対する客寄せパンダとしての意味合いが強く、あまり大した事ないなと感じました。
②「皆さん必ず1冊は本書けると思いますよ」
上記の講演に続いて、赤井さん(ゴマブックス)が講演しました。その中でもっとも印象に残っているのは上記のサブタイトルともなっている「皆さん必ず1冊は本書けると思いますよ」という発言です。
この赤井さんの会社ゴマブックスはヒット作も何本か出しているためその実績紹介と、今はやりの電子書籍についてその将来性を説明し、今が出版するチャンスという発言をされていました。
最後に紙や電子書籍である程度販売するためにはノウハウが必要である旨を説明し、当社ではアマゾン・キンドルストアや最近オープンしたibooks storeでランキングを上位にもっていく他社にはないノウハウがある旨を説明していました。
その中で随時、司会を担当していた吉村さん(FAS株式会社)から「出版は個人の上場と呼ばれている」「出版すれば先生として持ち上げられる」「全国に本が行き届くから、自社の最強の営業ツールとなる」など自尊心をくすぐる発言も随時ありました。
その吉村さんの話の中で一番面白かったのは与沢翼著の「スーパー フリーエージェント スタイル 21世紀型ビジネスの成功条件
想像していたとおり大量の買注文を行い、強引にランキング上位に押し上げるのですが、1位を取るのは難しかったそうです。同一のIPアドレスからは買い注文が制限されるため友人に代理購入を依頼したりしたものの2位からなかなか抜けず、結局は「与沢翼との会食チケット」という本の対価を上回るサービスを購入者特典につけることでやっと1位を取れたそうです。ここの従業員の方は大変ですな。。
③「出版プロデュースパッケージ」
最後に具体的な出版パッケージの説明がありました。このパッケージの具体的な売りは、与沢翼が大量に抱えているメルマガ会員(累計30万人)に出版本の宣伝ができたり、本の帯に与沢翼の推薦文を入れてもらえたりと主に販売促進のサービスが付与されている点です。さて気になるお値段は・・・・
1,186万円=950万円+236万円(税込1,575円の本を、ランキング上位に持っていくため1,500冊分買い占める実費)
ひぇーな値段ですね。これは電子+紙(全国2,000冊配本)にランキング上位特典が付されたフルパッケージの値段です。やはりお金持ちしか挑戦できない価格ですが、自分の本が出せるなんて夢がある話です。
そう、まさに吉村さん・赤井さんは「夢を売る男」です。
☆百田尚樹著「夢を売る男
今回は話が長くなりましたが、これが最後のオチです。この出版セミナーの説明内容は最近読んだ百田尚樹著「夢を売る男
この本は主人公である出版社編集部長の男が、「自分史を出したい!」「小説を書きたい!」「私しか伝えられない○○のノウハウを本にしたい!」といった本を出したがっている人を言葉巧みに操り、高額な出版費用を出させるというブラックコメディです。著者は、本を出して世間にアピールしたいというような現代人が持っている過剰な自意識・欲望・自己中心的な考え方を糾弾するために出したのではないかと思います。私はとても面白かったです。
この本を読んだあとに出版セミナーに参加したことで、参加者の本を出したいというギラギラ感が良く伝わってきました。まさに百田尚樹の言うとおりと感じました。
(PS.ちなみに私の左2個前に座ったアニキは早速出版の相談に行っていました。どうやらフルパッケージを申し込むそうです驚)
今回も長文を読んでいただきありがとうございました。
今回も皆様からのコメントお待ちしております。