2013年11月11日11時41分
運動部顧問の暴力事件が昨年末に発覚した大阪市都島区の市立桜宮高校で、市民に校舎を開放する初の大運動会が10日開かれた。外部の目を入れ、体罰や暴力を防ぐ取り組み。来賓の橋下徹市長は「仲間の自殺は、みんなが一生背負っていかねばならない十字架。天国に行った仲間のためにも、誇れるような学校にしてほしい」と語りかけた。
橋下氏の訪問は、体育系2科の入試中止を説明した1月以来。同校には来春、脱体罰をめざす新しいスポーツ専門科ができる。
橋下氏は運動部の生徒約200人を前に「(入試中止の)判断に間違いはなかった」と振り返り、「桜宮高校は確実に再生している」と評価。「暴力、体罰で指導するのは時代遅れ。しっかりスポーツ指導のあり方を学んで、みんなに日本のスポーツを引っ張ってもらいたい」と激励した。
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