スポーツ報知 11月11日(月)7時5分配信
◆フィギュアスケート GPシリーズ第4戦 NHK杯最終日(10日、東京・国立代々木競技場) 女子2連覇を飾った浅田真央(23)=中京大=は、自己ベストの合計207・59点をマークした試合から一夜明けて会見。次戦のグランプリ(GP)ファイナル(12月5〜7日、福岡)に向け、練習から100%の力を出し切る実戦仕様で臨む考えを明かした。2年連続4度目ファイナル制覇で、ソチ切符を事実上確定させる。真央ら日本勢はエキシビションで華麗な舞いを披露した。
現役最後のシーズンをGP2連勝で滑り出した真央は、すっきりと明るい表情で取材に応えた。前夜は10年バンクーバー五輪銀メダルで出した自己最高の合計205・50点を2・09点更新。「今は不安はない。まだまだ上を目指せると思う」と前向きな言葉を口にした。
それでもフリーは大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足。今回の目標だった2連続3回転も跳べなかった。「練習で波があるのが出てしまっている」。次戦に向け、佐藤信夫コーチ(71)からは練習での完全燃焼を命じられた。
練習から極限まで追い込むことで、試合の緊張感に負けない集中力も養える。「練習から100%の力を出し尽くして、次の練習ができないくらい練習しなさいと言われた。試合の一発(勝負)のような状態で練習する」と意気込んだ。
GPシリーズ成績上位6人が進むファイナルはソチ五輪代表の選考対象大会。日本人最上位メダリストになれば五輪代表に大きく前進する大一番だが、「同じ試合だと思って、自分の目指しているものをやりたい」と平常心を強調した。
今後はフリーの手直しを行い、バンクーバーと同じようにフリーで3回転半を2本組み込む構成を目指す。ファイナルが行われる福岡に行くのは初めてで「食べたいもの? 水炊きです」。真央スマイルは絶やさず、競技人生の花道を進んでいく。
最終更新:11月11日(月)7時31分
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