老朽化などで移転準備が進められていた神戸市立東灘図書館が23日、移転先となる同区住吉東町2の旧区役所跡地で開館した。音と香りで空間を演出する機器を備えるほか、「多子高齢化」の同区の特性を踏まえ、児童書の充実や施設内の完全バリアフリー化も実現した。
「香り」は、1階と2階に発生装置を各1台設置。公共図書館として全国で2例目の取り組みで、ユーカリやラベンダーなどの香りがフロアを覆う。
「音」は公共図書館で全国初。2階閲覧室のスピーカー(計20台)からは、川のせせらぎや森林の音が流れ、通常聞き取れない周波数も含め、CDの約3~4倍の帯域をカバー。高いリラックス効果があるという。
また、市内で初めての自動貸出機や授乳室なども整備。同じ建物には住吉だんじり資料館もオープンした。(畑野士朗)
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