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道徳、教科格上げを提言 検定教科書使用 文科省の有識者会議
2013.11.11 13:01
文部科学省の有識者会議「道徳教育の充実に関する懇談会」は11日、会合を開き、正式な教科でない小中学校の「道徳の時間」を教科に格上げするべきだとする報告書案を示した。検定教科書の使用や記述式評価導入が柱で5段階などの数値による評定はしない。年内に最終意見をまとめる。
文科省は中教審の議論を経て平成27年度にも教科化する方針。報告書案では、教科化した後の道徳授業で使う教材について他教科と同様に民間会社が作成し、国の検定に合格した教科書を使用するべきだと主張。記述式で子どもの取り組み状況を評価するのが適当としている。授業は小中ともに担任が受け持ち、教員免許は設けない。
政府の教育再生実行会議が今年2月、いじめ対策の一環で、子どもの規範意識を醸成するため道徳の教科化を打ち出した。第1次安倍政権でも提唱されたが、当時の中教審で慎重な意見が相次ぎ、見送られた。
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