11月 11

大荒れの青山学区自治連合会定例会

11月9日、久しぶりに青山学区自治連合会定例会の傍聴に顔を出した。
今年は、執行部による独断的な進め方であった。隠蔽体質は、医療観察病棟の問題が浮上した頃の、平成23年度のときと全く同じ。
この地域はどうなっているのだろう。

おかしなことをおかしいと声をあげる人の少なさ。見て見ぬふりがまかり通る社会か。

中日新聞にも掲載されたが、この地域で訴訟取り下げ運動があった。原告団の住民の間では、住民の名簿が出回っていることに、強い不安感を持っている人が多い。真相を究明して、悪質な行為に断固とした処分を下すことが出来なければ、住民は安心した地域生活が送れないであろう。そうした根本的な対処も出来ない連合会執行部の存在など、無用だ。

住民の名簿については、青山学区自治連合会事務局の人がコピーしたことが明らかになった。青山学区自治連合会長も戸別訪問したことは認めたが、なぜこのようなことをしたのかという問いには、「医療観察病棟が開棟される。にもかかわらずまだ原告団が反対している。その原告団住民は現状を知っているのか。情報を伝えたかった」とだけ答えた。

ある丁の自治会長からは、「住民から、自分の名簿が出回っていることが気持ち悪い」と相談があったことも話になった。
また、傍聴した住民からは「青山学区自治連合会事務局の人から、話しかけられた。住所教えてほしい。電話番号を教えてほしい。医療観察病棟については、誤った情報が伝わっている。私が正しい情報を教えてあげる。正しい情報をあなたの地域で発信してほしい」と話しかけられたことを証言した。

青山学区自治連合会長が訪問して伝えた「情報」とは、どのような「情報」かはっきりさせず、うやむやにしたまま、連合会執行部が一方的に定例会を打ち切った。

これでいいのか?青山学区。


11月 02

国民に痛みの法案/一方で、国税の垂れ流し施策が続く

衆議院本会議で、社会保障プログラム法案が審議入りした。
必要な施策であれば、国民も痛みに甘んじるだろうが、その前に、行政側が無駄な支出にメスを入れるべきなのでは。
医療観察法は、施行後、しっかりした検証もされず、国税の垂れ流しが続いている。

先日、厚労省に確認した。医療観察病棟は、当初の整備目標数を超えているのに、まだ作り続けるのかという問いに、「地域偏在がありますから」と担当者が答えた。地域偏在というのなら、都道府県ごとの対象者数に応じた病棟を整備すべきだったのではと伝えた。
次は、北海道での建設を考えているようだ。全体の病棟整備を止める止めないは、これから省内で審議したいと話した。
目標数を超えているのに、これから決めるのは遅すぎるのではないかという問いには、はっきりと答えなかった。

<産経新聞/11月2日>

社会保障プログラム法案審議入り 国民に痛み 「消費増税と時期重なる」

産経新聞 11月2日(土)7時55分配信

社会保障プログラム法案審議入り 国民に痛み 「消費増税と時期重なる」

主な社会保障改革のスケジュール(写真:産経新聞)

消費税増税に伴う社会保障改革の実施スケジュールを定めた「社会保障制度改革プログラム法案」は1日、衆院本会議で趣旨説明と質疑が行われ審議入りした。ただ、70~74歳の医療費窓口負担増など、国民の「痛み」に直結する改革がめじろ押しの法案だけに、通す与党側にも本音では先送りしたい項目がずらりと並ぶ。国会審議を通じて与党が“条件闘争”を仕掛けた場合、玉突きが生じて全体の改革スケジュールに遅れが出る懸念も否定できない。(松本学)
■民主は既に反対
プログラム法案は、平成26~29年度に行う社会保障制度改革の実施時期や関連法案の国会提出時期を定めた法案で、「あくまで工程表」(厚生労働省幹部)にすぎない。
具体的な制度改正は個別法案で規定されるため、来年の通常国会以降、医療、介護など分野ごとの制度変更に必要な個別法案を通していかなければならないのだ。
民主党は「党が主張してきた年金や高齢者医療の改革案が含まれていない」として、既にプログラム法案に反対する方針を決めており、国民に痛みを強いる法案を自民、公明両党が押し切れるかが焦点だ。
ただ、与党内には「増税と社会保障の負担増が重なれば国民にそっぽを向かれる。丁寧な説明が必要だ」(自民党の尾辻秀久元厚労相)といった声が根強い。
■1年先送り論も
法案は、来春をめどに現行1割に軽減している70~74歳の医療費窓口負担を本来の2割に引き上げると規定している。消費税率の8%への引き上げとの「ダブルパンチ」になることへの懸念があり、与党内にも「タイミングをずらすべきではないか」として、半年~1年程度の負担先送り論がくすぶる。
介護保険制度をめぐっては、27年度から高所得者の自己負担割合を現行の1割から2割に引き上げることが盛り込まれたが、厚労省幹部は「与党には高齢者に痛みを強いる改革に敏感な議員も多い…」と懸念を示す。法案に反対する野党に配慮して与党が改革内容の修正に動く可能性も否定できないからだ。
だが、仮に臨時国会でプログラム法案の内容が変更されれば、その後の個別法案の作り直しに直結し、提出時期がずれ込むことになりかねない。
医療費窓口負担増が先送りになった場合、所得に応じ医療費に上限額を設ける「高額療養費制度」の見直しなどの改革スケジュールが玉突きで遅れる可能性もある。


11月 01

たそがれていてもまだやる気/嘉田知事が次期知事選に出馬?

滋賀報知新聞は、嘉田知事が、次の知事選に出馬する可能性もあると伝えている。
<滋賀報知新聞/11月1日>
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0014111

「対話の県政」を掲げてましたが、次は何?もう使えないでしょう。


10月 31

治療が難しければ、一般精神科病院へ?/医療観察病棟の矛盾

先日の住民説明会の話に戻る。
県の説明を聞いて、「えっ?」と思った。全て質問も出来ず、そのまま聞き流していた。
例えば、精神保健福祉法の措置入院についてである。

県職員の説明では、従来、対象者は措置入院により、一般精神科病院で治療を受けていた。医療観察法施行後は、医療観察病棟で、手厚い治療の提供が出来ると言っていた。今までの説明会でも聞いた。

しかし、厚労省の資料では、こんなことが書いてあった。
医療観察法指定入院医療機関の整備について(表紙)H20年
医療観察法指定入院医療機関の整備について(内容)

法に基づく医療を提供した結果、その精神障害の治療可能性が極めて乏しい場合には、当該者に対する法に基づく医療は終了し、精神保健福祉法に基づく医療に移行することが想定される。

つまり、医療観察病棟で治療出来ない対象者は、従来の精神保健福祉法に戻す。都道府県立の精神科病院の皆さんはそのつもりでよろしくとお願いしている文書である。
これだけの予算をかけ、スタッフも用意して、治療出来なければ、一般精神科病院へ。難しい患者ほど、一般精神科病院へ行く。
説明会では聞いていない。
精神医療センター職員から、厚労省の職員もこのHPを読んでいると聞いた。
近日中に、厚労省へ電話して質問しますから、教えて下さいね。


10月 30

岡江元室長のご冥福をお祈りします

滋賀県精神医療センター開設準備室の岡江元室長が、10月28日に扁桃癌のためお亡くなりになられました。滋賀県精神医療センターの職員にも聞き、30日の産経新聞紙上でも確認しました。
20日の医療観察病棟見学の時に、チラッとご病気らしいと聞きましたが、そこまで悪かったとは思いませんでした。
その前の投稿で、「病棟に来られたらどうですか」と書きましたが、来られなかった理由があったのですね。
ご病気とは知らず、大変失礼しました。

岡江元室長

精神医療センターを出られる際、「あなたと、いろいろやりあいしながら、ここ(滋賀)でやりたかった」という言葉は真実だったと思っています。

いろいろありましたが、ご冥福をお祈りします。


10月 29

批判続出の住民説明会/滋賀県の説明に納得せず

10月27日、青山市民センター3階大会議室で、医療観察病棟の住民説明会が開催された。
参加した住民からは、県の対応に対する批判が続出。
事前説明会がなく建設されたこと、施設の安全面に対する不安感、病床数の多さに対する質問や意見が上がった。
県側は、住民を納得させる説明が出来ず、説明会は平行線のままだった。
県は「地域連絡会議」の説明をしたが、参加した住民の不信感はぬぐえず、理解を得られたとはいえなかった。
また、参加住民から批判が上がったのは、司会、進行をした連合会執行部の対応であった。
質問をしている途中で遮る、マイクを奪い取る、途中で何度も中座するなど、対応の悪さが際立った。

配布資料にあった内部の写真。
病棟内写真①
病棟内写真②


10月 27

嘘をついての訴訟取り下げ運働/戸別訪問までする異常さ。なぜそこまで?

10月20日に中日新聞が、興味深い記事を伝えている。
住民訴訟の原告団メンバー宅を戸別訪問し、
「ブラックリストにのる」など嘘をついて、取り下げを促していた人たちの行動が明らかになった。
地域が荒れてしまうと取り下げた人たちもいたようだ。荒れる原因を作ったのは、「隠蔽体質」の連合会といつも決まってから「事後報告」の行政の姿勢だ。

嘘、デタラメをまき散らし、不正を庇い、無実な人を陥れる。卑劣な行為そのものだ。

知事が感謝する住民とは、嘘をついてまで、戸別訪問を繰り返したこの人たち?

<住民訴訟の意義・・過去投稿から>

http://green-hill.info/2012/08/05/%e4%bd%8f%e6%b0%91%e8%a8%b4%e8%a8%9f%e5%88%b6%e5%ba%a6%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/

<制度の意義>

住民からの請求に基づいて地方公共団体の執行機関は職員の行う違法、不当な行為又は怠る事実の発生を防止し、又はこれらによって生じる損害の賠償等を求めることを通じて、地方公共団体の財務の適正を確保し、住民全体の利益を保護することを目的とする制度。

 

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<中日新聞10月20日>
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20131020/CK2013102002000029.html

是か非か住民間に溝 草津の医療観察病棟

傷害など重大な事件を起こしながら刑事責任を問えない触法精神障害者が入院治療し、社会復帰を目指す「医療観察病棟」の運用が十一月一日、草津市で始まる。住宅が広がる周辺地域では建設計画が持ち上がった二〇一〇年以降、建設にかかる公金の差し止め訴訟が起こり、病棟の是非をめぐって住民間で論争が続き、深いしこりができた。県には対立の解消に向け、開所後も丁寧な対処が求められる。

 「このままやっていても裁判の結果は分かっている。取り下げないと、不利になりますよ」。病棟の周辺地域となる大津市の青山学区内に住む四十代の女性は今夏、同じ学区内の男性から、公金差し止め訴訟から身を引くよう促された。

 女性は昨年八月、大津地裁に提訴した原告団に千人の住民の一人として加わった。一年以上にわたる裁判は判決の見通しがつかない中、既に病棟は完成間近になった。訴えの意味はなくなるとして、今年七月下旬、男性の訪問を受けた。

 女性は取り下げに応じなかったが、原告団によると、男性ら複数の住民が同様の戸別訪問を繰り返し、訴えを取り下げた原告住民は多数に上る。取り下げへの署名を求める用紙を配布され、「訴訟を続けているとブラックリストに載ってしまう」と不安をあおられた家庭もあるという。

 戸別訪問したある男性は、「提訴当時の雰囲気に流されて署名したが、裁判の長期化で原告団から抜けたいという人の相談を受け、取り下げられるということを説明した。ブラックリストに載るなどといった話は一切していない」と反論。「こうした裁判によって、地域が荒れてしまうことが心配だった」とも語った。

 県は、計画が持ち上がって以来、三十四回の住民説明会を実施してきた。しかし、病棟周辺に広がる新興住宅地には子どもが多く、保護者らを中心に施設から入所者が逃げ出さないかなど、安全性を問う声が根強い。住民との議論が平行線に終わり訴訟に至ってしまった経緯もある。

 十一月の開所後も国と県、市、住民が意見交換する「地域連絡協議会」を年一回以上開き、施設の運営や入所状況などを報告して不安解消に努めるという。県の担当者は「理解を深めていくため、丁寧に説明する姿勢は今後も徹底して取っていく」と話す。

(中尾吟)

 <医療観察病棟>
草津市笠山の県立精神医療センター内に建設される。鉄筋2階建て2696平方メートル。予備も含め23床のベッドを備え、医師、看護師ら40人が応対する。医療観察法に基づき、国が都道府県に整備を奨励しており、草津市は全国で30施設目。建設費13億円は全額が国が負担する。


10月 27

本日夕方4時から、住民説明会

本日、青山市民センターで、夕方4時から、医療観察病棟の住民説明会がある。
滋賀県が何を言うのか?連合会が何を言うのか?
この問題について、変わらず関心を持ち続けてきた皆さんはぜひ参加して下さい。

<過去投稿から>
連合会で協議したのか?青山学区自治連合会長宛の案内文

http://green-hill.info/2013/06/27/%e9%80%a3%e5%90%88%e4%bc%9a%e3%81%a7%e5%8d%94%e8%ad%b0%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%9f%e9%9d%92%e5%b1%b1%e5%ad%a6%e5%8c%ba%e8%87%aa%e6%b2%bb%e9%80%a3%e5%90%88%e4%bc%9a%e9%95%b7%e5%ae%9b/

5月18日に誰が訪問?青山学区自治連合会役員

http://green-hill.info/2013/06/27/%ef%bc%95%e6%9c%88%ef%bc%91%ef%bc%98%e6%97%a5%e3%81%ab%e8%aa%b0%e3%81%8c%e8%a8%aa%e5%95%8f%ef%bc%9f%e9%9d%92%e5%b1%b1%e5%ad%a6%e5%8c%ba%e8%87%aa%e6%b2%bb%e9%80%a3%e5%90%88%e4%bc%9a%e5%bd%b9%e5%93%a1/


10月 25

大津市自治連合会の議事録はメモ書き/嘉田知事が感謝する住民とは?

平成22年、23年の大津市自治連合会議事録がない。
大津市自治協働課に自治連合会事務局の電話番号を聞いた。驚いたことに、同じフロア内に自治連合会事務局があった。

事務局の女性は、大津市の職員ではない。
今年の4月から、大津市自治連合会に雇われていた。常勤で週5日、9時から17時までの勤務。給与は、大津市自治連合会の会計から支払われているらしい。全く知らなかった。
大津市自治連合会の定例会の議事録を求めると、「上の人に聞いてから」とのこと。 「上に聞くとはおかしい。上も下もない。連合会の会員が、議事録を求めている。開示してほしい」と言うと 「今年の議事録はなく、メモ書きだけ。4月より前は、自治協働課が事務局なのでわからない」と事務員が答えた。
会議の議事録もとらない事務局など、考えられない。仕事の内容を聞くと、会計と定例会、理事会、4役会の会議の雑務と言っていた。 協力金などの会計は、連合会会計に市から入金にならず、各学区に入金になる。会計の仕事は、そんなにあるわけないでしょうと言うと、明確な返事をもらえない。
大津市自治連合会の議事録はない。単位自治会でさえ、議事録はある。市から協力金をもらっていながら、公的な組織としての責任を果たしていない。
昨年まで、自治協働課が事務局だったということも聞き、二重に驚いた。公開請求をかけた時は、「ない」としか言わなかった。

こんな状態だから、一部の自治連合会長しか知らないことが多い。いつのまにか建っていたとか、いつのまにか進んでいたという話しか聞かない。

医療観察病棟の説明会は、瀬田4学区は自治連合会長たちの8人だけ。
http://green-hill.info/2012/02/01/%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%8c%ef%bc%92%ef%bc%97%e5%9b%9e%e3%81%ae%e8%aa%ac%e6%98%8e%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e6%85%8b%ef%bc%81/

当時、8人だけの説明会で、自治連合会長たちは、県職員にこんなことを話していたようだ。
行政資料(説明会)瀬田

嘉田知事が、感謝する住民とは、一部の大津市自治連合会長たち?


10月 24

大津市自治連合会へ約1億円の協力金/されどチェックはなし。大津市の甘い体制

前に、大津市自治連合会の議事録について公開請求をかけ、自治協働課の対応の悪さに驚いたことがあった。
他学区の仰木の里、大石学区なども、連合会の問題が噴出していた。大津市の自治連合会のあり方、協力している自治協働課の体制がおかしすぎる。

確認したいことがあったので、大津市自治協働課に電話をした。
大津市自治連合会の協力金(報奨金)は、下記の滋賀報知新聞が伝えている通り、1年間で約1億円。

~自治協働課で自治連合会へ支払う補助金を協力金というからには、どのような協力をしてもらっているのですか?~
「配布物と市政の委員です」

~配布物だけなら、各単位自治会へ学区の市民センター通じて配布すればすむことではないですか?市政のなんとか委員など名前を連ねているだけなのではないですか?~
「それだけでなく・・・ゴミ集積場や自治会館の管理など・・・」

~1億円も税金を使って出しているのなら、大津市では、報告書やチェック体制をどうされていますか?~
「各学区に、適正に使用していただくようお願いしています」

~チェックはしていないのですか?~
「任意団体なので、していません」

~1億円の税金を使ってますよね。以前、公開請求かけた時も連合会の議事録は存在しないとのことでしたが、今もそうですか?~
「任意団体なので、市のほうでは、議事録を持っていません」

~しかし、大津市自治連合会を作ったのも、協力金を出しているのも大津市ですよね。そして、大津市自治連合会の定例会には、自治協働課も出てますよね?~
「出てます」

~市役所で開催されてますよね?~
「してます」

~それなら、なぜ、自治協働課で議事録がないのですか?自ら記録をとることも出来ますよね?~
「それは・・・」返答出来ず。

~大津市自治連合会という組織自体なくしたほうがいいのではないですか?~
「コミュニティの活性化のために必要と・・・」

~私の田舎では、そんなけったいな組織はないですが、活性化しています~

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下記は、過去の自治連合会関連に関する滋賀報知新聞の記事。

<滋賀報知新聞/過去記事・2002年4月25日>
判決に激怒する住民「公金使途で市民感覚とズレ」歪む滋賀の地域コミュニティ
http://www.shigahochi.co.jp/old/bno/2002/02-04/n020425.html

 

<滋賀報知新聞/過去記事・2008年1月17日>
大津市の課題を検証する、自治会行政からの脱却をhttp://blog.goo.ne.jp/iniciative/e/096dbad4664e8ed296beda9ed33d8629

 

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<滋賀報知新聞/ 過去記事・2012年1月19日>

大津市長選では、行政と自治会の関係も問うべきだ

 

編集主幹 石川政実
 東日本大震災でも、地域防災のかなめとしての自治会の重要性が改めてクローズアップされている。大津市には昨年4月1日現在で、716自治会(単位自治会)が存在する。その上に36の小学区ごとに学区自治連合会占めて、ピラミッド(ヒエラルキー)構造を形成している。学区連に呼応する形で、市は36の支所・公民館(市民センター)を設置し、予算編成時には、学区連を通じて自治会の予算要望が行われる。
 今年度でみると、同市から行政協力の報奨金として、716の単位自治会に約7500万円、同単位自治会長に約1000万円、36学区連合会長に860万円、同学区連合会長に468万円の計9800万円が支払われている。
 6期(昭和55年~平成15年)にわたり市長を務めた故・山田豊三郎氏は長くし自治連合会長として君臨した故山本俊一氏と二人三脚で、県内でも屈指の自治会ピラミッド組織を作り上げた。自治会は行政に協力する一方で、いざ選挙になれば山田氏や自民党の集票マシンとなった。目片信市長は、自治会との関係では、山田市政を継承した。
 しかし時には単位自治会と学区連合会が対立するケースが数多くある。同市大石ごみ焼却施設の大津クリーンセンターの建て替え問題もその一つ。同センターの影響をモロに受ける大津グリーンハイツ自治会は、建て替え工事に猛反発。しかし大石学区連の9自治会からなる協議会で、他の自治会が賛成に回り、昨年6月に大石学区自治連合と市は覚書を締結し、25年度から建設に着手する運びだ。市と自治会の関係はどうあるべきか、市長選の争点の一つである。
滋賀報知新聞 社説 平成24年1月19日(木)

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越市長、ぜひ改革を・・。


10月 23

どう円滑に社会復帰?嘉田知事発言に質問メール

先日の開棟式で、嘉田知事は、下記のように述べたと中日新聞が伝えている。

「病棟の開設で障害者の円滑な社会復帰が期待できる。協力いただいた住民に感謝し、安全対策に万全を尽くす」

病棟建設所管の厚労省は、治療に関する検証資料を持っているが、対象者の社会復帰に関する検証データは持っていない。 どう円滑に社会復帰が出来るのか?

また、協力いただいた住民とは、各学区の一部の自治連合会執行部であろう。
当地域であれば、平成23年度の不正会計事件の連合会長や、住民に内緒で要望書作成の密談に加わり、その後も暗躍し続けた人権の会長か黒幕ごっこ好きの長老族あたりだろう。
嘉田知事直々に、まずはこのメンバーたちを呼び、見つめ合い会見でもしながら、感謝状でも渡されたらどうだろう。
一般住民は、ドン引きだ。

<中日新聞>

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20131021/CK2013102102000079.html

医療観察病棟で内覧 草津の県立精神医療センター

2013年10月21日

11月から運用を開始する医療観察病棟=草津市笠山で

写真

 傷害など重大な事件を起こしながら刑事責任を問えない触法精神障害者が入院治療し、社会復帰を目指す「医療観察病棟」の運用が十一月一日から始まるのを前に、開棟式と内覧会が二十日、草津市笠山の県立精神医療センター内に設置された病棟内であった。

 病棟は鉄筋二階建て二千六百九十六平方メートル。予備も含め二十三床のベッドを備え、医師、看護師ら四十人が応対する。

 式では嘉田由紀子知事が「病棟の開設で障害者の円滑な社会復帰が期待できる。協力いただいた住民に感謝し、安全対策に万全を尽くす」とあいさつ。出席者は職員の案内で入所者が暮らす個室や、二重扉などのセキュリティー対策などを確認した。

 一方、運用に不安を訴える地域住民らは抗議活動を実施。嘉田知事に「地域住民の意向を無視し、強引に建設された病棟の運用に断固反対します」とする抗議文を手渡した。

(中尾吟)

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このHPを書いている途中で、ふと思った。

嘉田知事は、国の障害者政策委員であった。
<過去投稿から>
http://green-hill.info/2012/12/28/%e5%98%89%e7%94%b0%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%af%e3%80%81%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e8%80%85%e6%94%bf%e7%ad%96%e5%a7%94%e5%93%a1%e3%81%a7%e3%81%82%e3%81%a3%e3%81%9f/

障害者政策に詳しいはずなので、「円滑に社会復帰」とはどうするのかを教えていただきたいと思い、秘書課に電話した。
秘書課の話によると、滋賀県HPの「知事の手紙宛」でメールしてほしいとのこと。
返信はいただけるのかと聞いたら、「今回、このようにお電話もいただいたので、知事にもそうお伝えします」と担当者の返答。
「知事の手紙」の担当部署はこのHPでも同じみの「県民の声室」。しっかり伝えていただきたいですね。

質問内容は下記の通り(要略)

●障害者の円滑な社会復帰が期待できるとはどういうことか、具体的な内容を教えていただきたい。
●「協力いただいた住民に感謝」とは誰を指しておっしゃったのか?協力してくれた住民には感謝し、政策に疑問を投げかけた住民には感謝しないと受け取れる。公平・公正な県政を担う知事の発言とは思えないので驚いた。ご見解をお聞かせいただきたい。

以上の2点。知事からの誠意ある回答が楽しみだ。


10月 22

10月27日(日)住民説明会に苗村室長登場予定

自治会の議事録の回覧が回ってきた。相変わらずな内容。
この医療観察病棟の問題では、いろんな人たちに会ったが、一番どうしようもないのが当地域の連合会にしがみついて離れない一部の面々であろう。とにかく逃げる、逃げる。そして、陰口三昧。

どうしようもない面々の行動パターンはこうだ。

①自分たちのすることに従わない言動する者を大勢で取り囲む。
②正確な情報を出さない。
③議事録を正確に書かない、特に反対意見は載せない。過去何度かあった。
④何も知らない自治会長宅や地域の人宅に電話や訪問。気にいらない相手の誹謗、中傷をして社会的信用をなくす。
⑤他人の作り上げたものを盗ることが好き。自分では何も生み出さない。
⑥麻雀やイベント、旅行が大好き。
⑦地道な活動(地域内の草取り、ゴミ拾いなど)は嫌い。
⑧元何々をしていた、今何々をしているという過去や役職にしがみつく。
⑨人望でなく、自分で挙手した地域内の役職なのに威張る。
⑩嘘の発信を平気でするが、問い詰めると逃げる。話し合わない。

もっといろいろ書きだせるが、もうどうでもよい。住民の皆さんは、こうした誹謗、中傷しかしない人物は要注意を。
自宅に来たら、水を撒いて退散させるなど、撃退法を編み出していただきたい。
皆が皆、人相が悪いので、近づいて来たらすぐわかるはずだ

ちなみに、
10月27日(日)14:30~15 :30 給食センター建設について
同日        16:00~17:00 医療観察病棟について

上記の住民説明会が、青山市民センター3階大会議室で行われるようだ。
このHPで有名人の苗村室長が珍しく現れるとのこと。
どのような人物か特とご覧あれ。
苗村室長も、人を選別して答えないように、くれぐれもご注意を・・。

また、議事録を読むと、人推協が、連合会に文化祭備品支出のおねだり提案をしているようだが・・。
予算内で使うという当たり前のことが出来なければ、会長が自腹で支払ったらどうだろう。
それとも、予算内で使えないずぼらな会長は辞任であろう。
おかしな使用であれば、公開するだけだ。その時は、連合会執行部も同罪だろう。


10月 21

想田和弘監督の映画「精神」/地域に根差した診療所とは

医療観察病棟を見学した後に、以前観た想田和弘監督の映画「精神」のDVDを観たくなった。
地域に根差した外来精神科診療所。
病院は決してきれいではない。おんぼろと言ってもいいだろう。
しかし、そこには、患者と同じ目線で診る医者がいた。

<映画「精神」公式サイト>
http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php

 


10月 20

滋賀県の医療観察病棟が開棟/内覧会見学

10月20日、滋賀県の医療観察病棟が開棟した。開棟式では嘉田知事や県議会議長が祝辞を述べ、越市長は来られなかったとのこと。
内部を案内してもらった。
精神医療センター中庭から入る。警備室を通り、2階に上がると、回復期病棟、急性期病棟に分かれていた。女性用の病棟もあり、人数に応じて仕切れるようにしている。全室個室だ。ベットと木調のタンスがあり、トイレもついている。
2階は他に、1つの保護室、2つの準保護室。急性期病棟の室内はナースステーションのカメラで見れるようになっている。 正に観察病棟。大勢のスタッフが廊下にずらりといて、病棟はきれいだが、ずっと監視されているようで非常に居心地が悪い。 内覧会なので、病棟スタッフだけでなく手伝い要員もいると聞く。
また、2階には体育館もあり、一般精神科病院の貧弱さと比較して、豪華すぎるのではないかと思った。
1階は、作業療法室や広いカンファレンス室などがあった。
さすが約13億円もかけている。本体建設費は約6億円。
一般精神科病院より、更に貧弱なのが地域の社会資源だ。
スタッフは、専任医師が2人、兼任が1人、看護師30人、精神保健福祉士3人、心理士1人、作業療法士1人とのことだ。
滋賀県の患者6、7人が順次入棟し、他府県の患者合わせて18人ほどが入棟になるまで、厚労省から運営補助金が入る。 やはり近畿厚生局でないと入棟予定者についてははっきりわからない。
11月5日に入棟する1人に30人以上のスタッフがつく。しばらく、数人にその状態のようだ。
豪華な病棟と貧弱な社会資源。
医療観察病棟は、大事なものが欠けているように感じた。やはり問題ありだ。

<内部は写真撮影不可。外から撮影した外観写真>

医療監察病棟① 医療観察病棟② 医療観察病棟③ 医療観察病棟④


10月 19

間に合っているのに開棟/合言葉は「人権」!建設推進に暗躍した人たち

いよいよ、明日が開棟。
2年間を振り返り、おさらいしよう。

病棟建設推進のカモフラージュの合言葉は「人権」だった。

嘉田知事が発言し、厚労省の資料にも書かれ、病院事業庁も説明し、黒幕ごっこが大好きな地域の自称ご意見番長老族たちが言い、人権意識にほど遠い人権の会長が暗躍し、一度は逃げ出してからリターンしたへなちょこ福祉の会長が騒ぐ。

しかし、実際調べてみると、H25年6月時点で768床整備済み。
<厚労省・指定入院医療機関の整備状況>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sinsin/iryokikan_seibi.html

入院対象者はというと、670人。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sinsin/nyuin.html

すでに間に合っている。
厚労省の当初の整備目標数は、700床程度と初期の資料に書いてあった。
それでも建設をやめない。
厚労省の部署の名前も「医療観察法医療体制整備推進室」という名称。
間に合っているのに、「整備推進室」。

地方では、病床数が大きい病棟を建設すればするほど、交付金が国から入る。
そして、診療報酬で運営できるようになるまで、病床数に応じた運営補助金も出る。医療観察法全体予算は、670人ほどの対象者に200億円以上。

明らかに「人権」という名の公共事業だ。
その公共事業も、未来につながるものだったら納得できるが、おかしすぎることが多い。

精神障害者の犯罪件数は横ばい(法務省資料)。

京都の大杉弁護士の調査報告書をご本人の同意を得て、当HPでも掲載した。
<過去投稿から>
http://green-hill.info/2012/07/16/%e5%8c%bb%e7%99%82%e8%a6%b3%e5%af%9f%e6%b3%95%e3%81%ae%e5%ae%9f%e6%85%8b%ef%bc%8f%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e5%a0%b1%e5%91%8a%e2%91%a0/

この中で、「軽微な傷害」でも申立てされていると書かれている。
以前、家族会の方からいただいた資料によると
「この法律の対象は重大な他害行為を行った人とされています。ところが実際には、自宅の窓枠を焦がしただけの放火事件だの、弁当2個を奪ったなどのごく軽微な事件にも適用されています」
「殺人や殺人未遂の事例で「医療観察法」の適用が申し立てられたケースでは、被害者の大半が加害者の親族です」
と書かれている。

軽微な傷害でも医療観察病棟に入れられている?
家族や親族と対象者との葛藤?
ここに「医療観察法」の問題があるのでは。

下記は、読売新聞の佐藤記者の「精神医療ルネサンス」の記事より。
医療保護入院などの問題点があぶりだされている。

ならず者医療(1)「拉致」された女性(P1)
ならず者医療(1)「拉致」された女性(P2)
ならず者医療(2)「それは拉致です」と厚労省(P1)
ならず者医療(2)「それは拉致です」と厚労省(P2)
保護入院の闇(2)抵抗したら「統合失調症」
保護入院の闇(3)なぜ薬物中毒?
保護入院の闇(4)悪用防ぐ改革を

こちらの「人権」も問題にすべきなのではないのか?

明日の開棟式では、珍しく当地域に足を運ぶ嘉田知事。小沢氏との見つめ合い会見(誰もが興ざめした)後の破局以来、精彩さがなくなりたそがれすぎている。
第2ステージの始まりだ。
滋賀県の医療観察病棟の運営もじっくり観察しよう。


10月 17

裏話⑥変わる変わる厚労省の担当者/専門職員がいない

医療観察病棟については、わからないことが多い。調べるしかなかったので、厚労省に、情報公開請求をかけ続けた。 入手した資料をよく読むと、またわからないところが出てきて、電話でも確認した。

2年前は、担当者とやりとりをしながら、理解していった。
ようやく、わかりかけて次の疑問点を確認しようとしたら、担当者が異動。
次の年の担当者と、また一からやり直しの確認作業。
ようやく、わかりかけて次の疑問点を確認しようとしたら、担当者が異動。
今年の4月、また、新しい若手職員が配属になり、一からやり直しの確認作業。
担当者に質問してもわからないので、説明した。「確認しますので、ちょっと待って下さい」ばかり。
「わかる方を出して下さい」と伝えると、電話を保留にしてから「外出しています」との答え。
「何時頃、戻られますか」と尋ねても「こちらで確認してから連絡します」とだけ。上司が出てこない。この対応は、県も一緒。

ちらっと聞いたところによると、厚労省は、人手が足りなくてハードらしい。若手が酷使されているようだ。
「天下りの爺さんたちをファイリング作業やコピーで使えばいいのに」と伝えると
「元上司は使えない」とボソリ。

医療観察病棟の部署なのに、医療観察病棟について詳しい専門職員がいない。
各県から届いた書類を、ただ黙々と流れ作業のように回すだけ。
医療観察病棟の会議のときは、外部から専門家(司法関係、精神医療関係)を呼ぶ。

その専門家も決まったメンバーのようだ。
医療観察病棟の監査委員もお抱え医師だらけ。このお抱え医師たちを厚労省が任命している。厚労省は各厚生局が任命すると言っていたが、近畿厚生局は厚労省が任命していると言っていた。どちらが正しいかまだ未確認。

専門職員がいないから、調査することも、展望ある計画を立案することもない。
要る要らないは関係なく、建設推進の惰性が続く。


10月 17

裏話⑤2人の室長/精神医療改革はなし?ひたすら箱作り

2年前、滋賀県精神医療センター医療観察病棟開設準備室の室長は、洛南病院の元院長の岡江氏(精神科医)であった。
当時、何度か岡江室長と住民説明会の後に話をした。
「箱ものの病棟を建てる前に、出た後の受け皿の整備が先なのではないですか?住民説明会が始まっているのに受け皿の施設などに話はしているのですか?」と問うと、
「この間、1ヵ所挨拶に行って来た」と岡江室長が自慢げに話をした。
「遅すぎるでしょう」と問い詰めると、「これからもっと行くから」とヘラヘラした感じで返答していた。
その2ヶ月後、龍谷大学のシンポジウムで村木病院事業庁長と岡江室長が一緒だったが、いつもと目つきが違っていた。 まるで別人だ。
数ヶ月後、岡江室長の退職が決まり、精神医療センターを出られる直前に会った。去り際に、「医療観察病棟には関わらない。余生をうつ病患者のため使いたい」と神妙な顔で言っていた。
その舌の根も乾かない内に、鑑定書の本を出版した。どちらが本当の顔なのか。

岡江元室長へ
本の印税を、あの時言っていたうつ病患者のためにぜひ使ってほしいですね。本の出版の後に、問い合わせの電話が滋賀県の精神医療センターに来て、迷惑しているみたいですよ。消息不明なので、洛南病院へ全部まわしているとのことですから。もうすぐ開棟です。顔を出されたらどうですか。

岡江元室長の後は、元厚労省の職員で医療観察法にも間接的に関わった苗村氏(精神科医)である。
一度、当地域の住民の前にも現れたが、都合が悪くなると、部下を置いて逃げ出す、逃げ足の速さに驚いた。
その後、苗村室長へコメント入りの地域新聞を持って訪問したが、「あなたとは話をしない」と言われた。
「では、誰となら話をするのですか?」と尋ねたら「地域の代表」とのこと。
かけもちの役職もちの偉いさんと自負でもされているのか、(また、兼務が増えたようで)人を選別して話をするらしい。
どおりで・・。
上田上学区の事前説明会では、ぼそぼそした話し方で「聞こえない」と住民より注意をされていたと聞いたが、過去の医療関係の講演では、大勢の前で話をされていたのでは・・。

精神科医でありながら、行政マン、医療観察病棟の監査委員、いくつもの兼務、いくつもの顔。
どれが本当の顔なのか・・。

医療観察病棟の建設を躍起になって進めた精神科医でもあり、役人でもあるおふたりさん。
精神医療が抱えている根深い問題はスルーですか。

精神医療改革はなしですか?
自分自身の診断をしたほうがいい精神科医が多いでしょう。

下記は、読売新聞の佐藤記者の「精神医療ルネサンス」の記事より(一部)。

「精神科面接に問う」に反響続々①
「精神科面接に問う」に反響続々②
「精神科面接に問う」に反響続々③

DSMの功罪 小児の障害が20倍①
DSMの功罪 小児の障害が20倍②

「治療抵抗性」という名の誤診

頻発する患者の死(1)多量の薬剤投与・・入院9日後に心肺停止
頻発する患者の死(2)わがままな子の治療
頻発する患者の死(3)原因不明、謝罪なし

めちゃくちゃにされた人生(1)抗うつ薬と衝動性
めちゃくちゃにされた人生(2)かぜにバキシル?

相次ぐ突然死 患者の心不全16倍①
相次ぐ突然死 患者の心不全16倍②


10月 15

裏話④市民、県民、国民の声/誰が聞く?どこが聞く?

いろんなところに電話をしたが、一番対応が悪かったのが、市民、県民、国民と身近に接する部署だった。

例えば、県民の声室。
県民の声を聞いてくれる部署かと思えば、その件は聞きたくないの一点張り。直接話をしに行っても、怒気を含んだ対応で話にならない。
過去投稿でも取り上げた。
http://green-hill.info/2012/02/21/%e3%80%8c%e7%9c%8c%e6%b0%91%e3%81%ae%e5%a3%b0%e3%80%8d%e3%81%a7%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%80%8c%e7%9c%8c%e5%ba%81%e3%81%ae%e5%a3%b0%e3%80%8d%e3%81%b8%e6%94%b9%e7%a7%b0%e3%82%92/?preview=true&preview_id=1687&preview_nonce=bafe5239c9

県民の声室には、ひどい目にあったが、内閣府の国民の声はどうなのかと思い、電話した。
担当者が不在なので、折り返し電話をくれるとのことだったが来ない。別の日にもかけたが同じだった。時間の無駄だから、もうかけなかった。
こちらも過去投稿で取り上げた。
http://green-hill.info/2012/09/24/%e8%a1%8c%e6%94%bf%e5%88%b7%e6%96%b0%e3%80%8c%e5%9b%bd%e6%b0%91%e3%81%ae%e5%a3%b0%e3%80%8d%e5%8f%97%e4%bb%98%e7%aa%93%e5%8f%a3/

そして、自治会関係の担当部署である大津市の自治協働課。
以前、大津市自治連合会の平成22年、23年の会議議事録の情報公開請求をかけた。この病棟について、どのようなことが話し合われたのかを調べるためだ。
公開請求をかけたことに対して、自治協働課の不機嫌さがひしひしと伝わった。県の各課も厚労省もそんな対応をするところはどこもなかった。 結果的に大津市連合会の議事録は自治協働課で保管はしていないという通知であった。
大津市が自治連合会に補助金を交付し、自治協働課が会議に協力している。そして、市役所で開催しているのに、なぜ議事録のコピーがないのかと質問しても、「ない」と言うだけ。話にならなかった。

身近な部署以外では、滋賀県の土木交通部の電話応対に驚かされた。

土木交通部の部署に医療観察病棟の本体建設について聞きたいことがあったので電話したことがある。
「内田組が、医療観察病棟の本体建設の落札をしたことについて教えてほしい」と言ったら、
「ちょっと待って下さい」と言われ、受話器がそのままの状態で「内田組の落札について教えてほしいと言っている人がいる」と 職員同士で笑いながら話をしている声が聞こえてきた。保留にするのを忘れたのか、いつもそうなのかはわからない。
その後、「丸聞こえですよ。電話は保留にしましょうね」と職員に伝えたら、慌てていた。当たり前のことだろう。


10月 15

裏話③弁護士として市長として/越市長はどうする?

越市長が市長に就任する前、討論会の会場ロビーで会い、この問題について話をした。
越市長は、当選したら、嘉田知事に大津市長として言うべきことは言うとその時約束をされた。

2度目は、市役所で面談した。地元住民だけでなく、精神障害者家族会もこの病棟建設に反対していることを、再度、伝えた。
弁護士会も、法制定時は反対であったことを、同席していた弁護士の方たちがおっしゃっていた。

弁護士として、越市長もよくご存じであろう。

例えば、「強制医療/医療観察法」
http://www.arsvi.com/d/f0102.htm#1b

同じ弁護士の八尋 光秀氏は、下記の通り述べている。

◇八尋 光秀「『再犯のおそれ』を理由にした強制隔離は憲法に違反しないか」、『季刊福祉労働』、95、2002.

「精神障害者」の犯罪率、再犯率、犯罪件数はどうか
「今回の法案作成のための資料として、法務省法制局が作成した『犯罪精神障害者対策について』(試案、手続メモ)は端的に言及している。/『精神障害者』の犯罪は、『最近、特に増加しているわけではない』し、『法務省において、犯罪を犯した精神障害者とそれ以外の者との再犯率を比較検討しているが、精神障害を持たない者と比較して、精神障害者の再犯率が高いとの調査結果は得られていない』のであるから、『精神障害者を危険な存在(犯罪予備軍)と見ることは社会情勢からみて困難』だとする。」29

越市長、いろんな弁護士の方たちが反対意見を述べられていますよね。

大津市の住民たちが中心になって、住民訴訟中であること、飯田弁護士が弁護団団長であることもよくご存じですよね。
また、なぜ必要ないのかを調べて書いた「青山時事新報」を、秘書課を通じてお渡しもさせていただきました。

<過去投稿から>
http://green-hill.info/2013/05/15/%e9%9d%92%e5%b1%b1%e6%99%82%e4%ba%8b%e6%96%b0%e5%a0%b1%ef%bc%93%e5%8f%b7%e7%99%ba%e5%88%8a/

20日の開棟式はどうされるのでしょうか?
また、下記のようなことも、当学区で起きてましたので、連合会と民生委員のチェックをお願いします。
過去投稿から
http://green-hill.info/2013/10/06/%e8%ad%a6%e5%af%9f%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e8%a8%98%e4%ba%8b%e5%89%8a%e9%99%a4%e8%a6%81%e8%ab%8b%e3%81%ae%e4%bc%9d%e8%a8%80/?preview=true&preview_id=7570&preview_nonce=e1ba109b7a


10月 14

裏話②県の岩戸から登場/元病院事業長のつぶやき

2年前の冬、龍谷大学のシンポジウムに登壇していた村木病院事業庁長へ、終了後、話をしに行った。
天の岩戸ならぬ県の岩戸からやっと出てきた病院事業庁長へ聞きたいことがあったからだ。
近づいて行くと、県の職員がずらりと取り囲み、話をしようとするとさえぎった。まるで親衛隊だ!
女性1人が、ちょっと話しかけに行っただけなのに、この物々しい警戒感はなんだろう。
「村木病院事業庁長へ質問したいことがあるんですが・・」と話しかけると
「地域に出さないから」と病院事業庁長の憮然とした一言。
「えっ」と驚くと
「庁長は忙しいから」と県職員たちが、病院事業庁長を促すようにして足早に連れ去った。

地域に出さないとはどういうことだろう?
入院処遇ガイドラインには、社会復帰訓練として、外出計画について書いてあった。地域に出ずして、どう外に出るのだろうか。
そして、それを決めることは、病院事業庁長の独断では出来ないはず。
そんな権限は、法にはない。
シンポジウムの席上で、病院事業庁長は、法の目的である対象者の社会復帰を訴えていただろう。
今まで県が配布した資料にもそう書いてあった。

<入院処遇ガイドライン>
http://www.ncnp.go.jp/nimh/shihou/inpatient_shogu_guideline2012.pdf#search=’%E5%85%A5%E9%99%A2%E5%87%A6%E9%81%87%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%A9%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%93′

どの言葉が本当なのかわからなかったので、病院事業庁長宛に「地域に出さないとおっしゃった意味について」の質問状を出したが、なかなか返事がもらえず。 1ヶ月後に、病院事業庁長ではなく、担当職員の名で回答文書が届いた。
「周辺を散歩したりすることはない」とだけ書いてあった。あの時言った「出さない」という強制的な意味合いがぼかされて、質問と違うニュアンスの回答であった。

それから、数ヶ月後、県庁近くの食堂で、偶然、村木病院事業庁長と再会した。お互い挨拶だけ交わしたが、後姿が妙に哀愁が漂っていた。後でわかったことだが、その時は既に、退職(更迭人事?)が決まっていたらしい。
今、元病院事業庁長は、何処に?天下り先の企業に再就職しているとか、農業しているという噂も耳にしたがその後の消息はわからない。元責任者の1人として、20日の開棟式にはぜひ来るべきであろう。


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