県が仙台東部に高速道検討へ11月09日 19時06分
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宮城県は、震災からの復旧・復興に伴い、都市部と沿岸部の間の交通量が増加していることから、新たに仙台市中心部と仙台東部道路を結ぶ高速道路の建設に向けた検討を始めました。
宮城県では震災後、▼復旧事業のため、沿岸部に向かうトラックなどが増えていることや、▼県東部で三陸自動車道や常磐自動車道の整備が進んでいることから、都市部と沿岸部の間の交通量が増加しています。このため宮城県は、仙台市東部の道路網を充実させる必要があるとして、新たな高速道路の建設に向けた検討を始めました。県によりますと、仙台市中心部と、仙台東部道路の仙台東インターチェンジと仙台港インターチェンジの間の地点を結ぶ、およそ7キロの区間が有力だということです。県ではこの道路が完成すれば、県が災害時の防災拠点として計画している、仙台市宮城野区の「広域防災拠点」に、物資や人を迅速に運ぶ機能も期待されるとしています。
県は年内に仙台市や東北地方整備局、それに東日本高速道路などに呼びかけて検討会を設置し、正式なルートや事業主体などについて協議を進めることにしています。