2013-11-07 10:03:02

続々 レントシーカー

テーマ:政治
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NEW!『デフレの原因(後編)③』三橋貴明 AJER2013.10.15(2)
http://youtu.be/g7jG7Oq_cwA

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11月11日 「アベノミクス・TPP・増税・オリンピックでどうなる!?日本経済と地域経済(町田市)

12月2日グローバル資本主義を超えて(Beyond Global Capitalism)」 (京都)

NEW!12月13日「日本大復活 東京オリンピックと安倍政権、日本経済の行方 」(大手町)

12月19日 「「“強い”日本経済は実現するか?」 --安倍政権誕生一年とこれからを検証する 」(御茶ノ水) 

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 わたくしが企画と監修を担当した小説、「顔のない独裁者 「自由革命」「新自由主義」との戦い 」(さかき漣:著)の予約がスタートしました。(さかき漣は弊社所属の作家です。今回のわたくしは企画・監修のみで、ストーリーは全面的にさかき漣が担当しました。) 本書は以前、PHP研究所から出版した「新世紀のビッグブラザーへ 」の続編にあたります。世界観、主人公たちはそのまま引き継いでもらいました。


 三橋経済塾第三期、募集開始しました!(ご興味がある方は、一番上のリンク をクリックしてください) 今回のテーマは、こちら。

【三橋経済塾 第三期 三橋貴明塾長インタビュー① 】
http://youtu.be/r_Kh778moxw
【三橋経済塾 第三期 三橋貴明塾長インタビュー② 】
http://youtu.be/ul4hNwmE0IM


 本日は三橋経済動向塾(日本経営合理化協会主催)の開催日です(経済塾ではありません)。本日のゲスト講師は渡邊哲也氏です。塾生の皆様、よろしくお願いいたします。
 
 さて、昨日はJWaveのJam The Worldに出演し、インターネットの医薬品販売の「デフレ化効果」についてお話しいたしました。お聞きになられた方は、途中で堤さんが絶句した箇所があったことにお気づきになられましたでしょうか。わたくしが「薬局数」について解説したところです。 


 信じ難いでしょうが、日本の薬局の数はコンビニよりも多いのです。最新データによると、コンビニが50,206店舗(2012年、JFAフランチャイズチェーン協会)、対する薬局が54,780店舗(2011年、厚生労働省平成23年度衛生行政報告例の概況)でございます。しかも、薬局数は09年が53,642店舗でしたので、未だに増加傾向にあるのです。


 医薬品の小売販売の供給能力が増えているのに対し、需要の方は見事に横ばいです。


【日本の家計一世帯あたりの医薬品への消費支出額(円) 】
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http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_44.html#Yakuhin


 日本の世帯数はおおよそ5200万なので、家計の医薬品市場は1兆3千億円規模ということになります。1兆3千億円と云えば、個人にとっては天文学的な金額ですが、日本のGDPから見れば0.28%に過ぎません。


 とはいえ、この1兆3千億円の市場の中で生業を立てている「同じ日本国民」が現実に存在するわけです。薬局の経営者や店員さん、薬剤師の方々も、読者の皆様と同じく「日本で働いている、日本国民」なのでございます。


 需要が横ばい、つまりは「所得のパイ」が増えていない中、医薬品の小売販売について「規制緩和」を実施し、競争を激化させたらどうなるでしょうか。特に、「インターネットにおける医薬品販売」という規制緩和は問題です。何しろ、地方の「薬品購入のライフライン」として存在した薬局までもが、インターネットとの競合を強いられることになるのです。


 何度も繰り返していますが、インターネットの医薬品販売を全面的に解禁すると、地方の「ライフライン」であった薬局から潰れていくでしょう。結果、薬局が潰れた地域の住人は「薬品購入難民」と化します。


 そもそも、医薬品とは「欲しい時に、買う」類の商品です。必要もなしに、医薬品をコレクションする暇な人はいないでしょう。つまりは、
インターネット販売を解禁しても、新たな需要が生まれるわけではない
 のです。需要が新たに生まれないということは、「所得のパイが増えない」という意味になります。


 ということは、インターネット販売を全面的に解禁し、楽天などの新規参入者が所得(利益)を獲得した時、その分「誰かの所得が奪われている」ということになります。所得を奪われるのは、もちろん既存の薬局で働いている方々です。


 お分かりでしょうが、わたくしは別に「インターネットの医薬品販売は、絶対にダメ!」などと言っているわけではありません。需要が拡大しない産業において、競争を激化させても「所得のパイ(GDP)」が増えるわけではなく、新規参入者が他者の所得のパイを奪うだけに過ぎず、所得を奪われた人々は消費や投資を減らし、デフレ促進効果がある、と言いたいだけです。医薬品の小売販売の産業が「需要>供給能力」の状況(=インフレギャップがある)ならば、別に反対したりしません。


「1兆3千億円の市場など、マクロ(国民経済)から見れば、大したことがない」
 と思われた方がいるかも知れませんが、そもそもデフレ期に需要が拡大していない市場で「規制緩和」を平気で実施する「思想」「考え方」に問題があるのです。この種の「思想」のまま政策が推進されると、我が国のデフレ脱却の日は遠のいてしまいます。中野剛志氏の言う「レジーム・チェンジ」が、全くなされていないということになります。あるいは、未だに「インフレ脳」で政策が推し進められていることになるわけです。


 さらに、国民経済から見ると「小さな市場」であっても、そこで生業を立てている皆様は、わたくし達と同じ血が通った日本国民なのです。「需要>供給能力」になっているならばともかく、「需要<供給能力」で医薬品の価格競争が進んでいる環境で、何故にさらなる規制緩和を実施しなければならないのでしょうか
 
「何故にさらなる規制緩和を実施しなければならないのでしょうか。」
 と書きましたが、理由は分かっています。もちろん、この方です。


薬ネット販売規制「立法なら政府委員辞任」 三木谷氏
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL060T4_W3A101C1000000/?dg=1
 楽天の三木谷浩史社長は6日午後、都内で記者会見し、政府が一般医薬品(大衆薬)のネット販売を一部規制する新たなルールを正式に決めたことについて「最終的に立法するのであれば国と争う。(産業競争力会議の)重要な委員をやるなかで(訴訟の)両サイドにいるわけにはいかないため、辞任することになる」と話した。「不合理を撤廃することが安倍政権の規制改革の狙いだと理解している。最後のご英断に望みを持ちたい」とした上で、辞任の時期について「首相の判断(で規制を決めること)を確信した時点で、潔く身をひく」と話した。』


 記事では「政府が一般医薬品(大衆薬)のネット販売を一部規制する新たなルールを正式に決めた」とありますが、話は逆で、「政府が一般薬品のネット販売に関する一部規制緩和を決めた」が正しいです。元々、法律ではインターネットにおける医薬品販売は禁止だったのです(最高裁の判決以降、なし崩し的に販売され始めていましたが)。


 政府は劇薬指定の五品目は規制を残し、残りの一般大衆薬品については、
「医療用から一般用に転用された医薬品(スイッチ直後品目)については市販後3年間ネット販売を禁止する」
 という新ルールを発表しました。ということは、劇薬五品目以外の「スイッチ直後品目」については、3年が経過するとインターネット販売が可能になるという話です。


 三木谷氏は上記に不満を抱き(本当でしょうか?)、行政訴訟だの、産業競争力会議を辞めるだの息巻いていますが、一民間人(国会議員ではないという意味)の立場で、所得のパイが拡大しない市場(医薬品販売)の法律を変えさせ、「利益」を得る道を開いたわけですから、大成功じゃないですか。民主主義的には、明らかに問題がありますが。

 

 何しろ、「主権者」という立場を考えると、三木谷氏もわたくしも、もちろん読者の皆様も(国会議員の方除く)、同じ「一票」を持っているに過ぎません。別に、三木谷氏がわたくし達を超える「主権」を持っているわけではないのです


 安倍政権の動きを見る限り、今後も上記の類の事例(民主主義をすっ飛ばしたレントシーキング)が頻発することになるでしょう。というわけで、極めて分かりやすい事例として、本件を記録に残しておきたいと思います。


本日のエントリーで「問題の本質」をご理解頂けた方は、このリンクをクリックを!
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コメント

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51 ■>※38 くらえもん様 ※44 ジータ様

横レス失礼します。

>ケース②と考えるのが妥当だと思います。

当方もジータ様と同意見です。動画を拝見いたしましたが、財務大臣としての見識は立派なもので、何一つ的を外しておりません。

アベノミクスからアソウノミクス

総理は始めの一~二年はアソウノミクスと銘打って財務大臣に任せるべきでしたね。その間に官庁を掌握しデフレ脱却後安定軌道に乗ってからアベノミクス成長戦略をすれば成功したのでしょう(善悪は別問題として)。諮問会議を乱立させる総理の政権運営は初期戦略の段階で失敗していますので、これ以上は期待するだけ無駄になります。後は花道をつくり、日本に害が及ばぬよう振舞って頂きたいですね。アソウノミクスはその後です。

はからずもジータ様の言うところのJKポリ族的思考が、総理の任期を縮めていますね。

52 ■変節か詐欺か

三木谷氏が降りても、別の似たような人物が入ってくるだけでしょう。
問題は、安倍晋三総理の理念です。
これをどうにかしないと根本的な解決は出来ないでしょう。
そう言えば、三橋貴明「新日本経済新聞」から、上念司氏の項目が削除されましたね。
彼が最初から、三橋氏たちを裏切るつもりでいたのか、変節したのかは分かりませんが、
こんな簡単に人を裏切ることが出来る人間だったとは、がっかりしました。
日本の夜明けが始まったと思ったのに、こういうことになってしまって、残念です。

53 ■無題

自分の田舎では商店街があるのですが、他の商店がスーパーに押されて廃業同様なのに対して薬屋だけが繁盛しています
10軒くらいあるでしょうか
ほとんどの売り上げは院外処方箋薬だと思います
以前の構造改革の結果、必ず儲かる分野を作り出したわけです
病院の周りに小判鮫のように群がる院外処方箋薬局
薬局が増えている理由はそんなところでしょう

院外処方箋薬をネット販売できるような事態にならなければこのような薬局は痛手を受けないと思います
むしろネット販売と競合するのは大手ドラッグストア

供給力を高めるからデフレ圧力になる、という以外はそれほど大きな問題があるとも思えません
三木谷が政治力を発揮して儲けると言うのは犯罪に近いとは思いますが

安倍内閣には余計なことをしないで真面目に経世済民に努めてもらいたいと思います

54 ■無題

安倍総理の考えは労働者派遣法の改正案でも見て取れるように、
「増えすぎた薬局が統廃合されれば労働者の余剰が出るから
そういった人たちは成長産業に就職すればいいじゃないか」
という考えだと思いますよ。
安倍総理は日本人を均質化された労働者としか見ていないようです。

まぁ、安倍総理はエセ保守だから仕方ありませんが。

55 ■バイアス

どうでもよいことですが、年寄りの昔話を一つ。

電気を使用する場合、動力を使う時などは蛇口を捻れば水が出るような仕掛けで使いますが、情報を電気を使って操作するときなどは入り口(水道管)出口(蛇口)以外に第三の操作入力を与え電気の流れをコントロール(制御)します。
電気(電子)の流れを制御する場合、今は半導体などの固体中の電子の流れを制御しますが、昔は真空管のように真空中の電子の流れを制御しました。

で、真空管の特性は入力対出力が非直線であり、ある入力に対しその出力は必ず歪みます。
さらに、真空管はその活躍の基本点(動作点と言います)の選び方により効率はよいがひずみが大きい、効率は悪いが入出力特性はよいといったことが設計することが出来ました。

そして、この動作点を選ぶことをバイアスをかけるといいました。無垢の特性に対し第三の操作点入力にある特定の電圧を加えることを言います。

我々世代は、バイアスが無ければ適切な動作点が選べないと言うことは自明であったわけですが、現在はデジタル、あるなしの二値で表現しようとしますので感覚的な断絶を感じるときもあります。

56 ■>※55 有閑爺い様

古き良き時代の電気ですね。。。

野蛮な現代人という話を思い出しました。電源ボタンを押し、キーボードを叩いてPCの使い方を知っていても、動作原理を知る人は殆どいません。半導体や液晶の物性、ノイマン型の原理、ネットワークの理論等々。便利さを享受して使いこなしていても、果たして古人よりも進歩したと言えるのかという話です。むしろ、原理を知らぬままに使っている分、退化している可能性も否定できません。

小生は現在の民間議員や一部の政治家、官僚に対してはコレと同じ問題意識を有しています。果たして彼らは、実社会の根本的な部分まで気配りができているのだろうか。単なる現代の野蛮人になってはいないだろうかと心配する次第です。

57 ■ですよね。

>ジータさま、悪人正機さま

レスありがとうございます。
私もケース②と考えるのが自然だと考えます。

麻生財務大臣は立場上、安倍総理を支えなくてはなりませんし、閣内の対立は避けたいところでしょうから、安倍内閣としての意向に従わざるを得ないというのは分かりますがね・・・。

この状況で新規国債発行せず財政出動を拡大するには、べてらんずさまが言うように政府保有米国債を日銀に買い取らせて財源にするというのもありますが、実際に麻生財務大臣が狙っているのはH24年度決算剰余金やH25年度税収上振れによる剰余金でしょう。これらのお金は財政法上、半分以上は国債の償還にもっていかれてしまうのですが、国会で特別法を通して補正予算に組み込めれば、これも新規国債発行によらない財源調達の一つとなるでしょう。

本来なら中期財政計画の閣議決定を破棄して新規国債発行で財源を調達するのが筋ですが、少なくとも安倍政権が続く限りにおいては覆されることはないでしょう。

58 ■ 不当価格表示の疑い、20店舗=1000商品で―楽天

 日本郵政のサイトを覗くと↓
http://www.post.japanpost.jp/notification/productinformation/2013/0314_01_01.pdf
 平成25年3月15日時点で、『東日本大震災の影響により、一時閉鎖している郵便局』は、直営郵便局50局簡易郵便局20局合計70局です。

 ヤマト運輸のHPの東日本大震災罹災地における『宅急便をはじめとするサービス取り扱い状況について(2013年4月1日9:00更新)』見ると。↓
 http://www.yamato-hd.co.jp/information/info/notice_1103.html

>上記集荷・配達ができない地域のお客さまには、「発送は営業所へのお持ち込み」、「到着は営業所でのお引取り」をお願いします。
>なお、上記地区ではコンビニエンスストアではお荷物の受け付けはできません。
>また、全国のコンビニエンスストアから上記地区あてのお荷物を受け付けることもできません。

↑東日本大震災から2年以上経つのに、いまだにこんな状況なのです。ネット通販で、薬の流通、卸し、小売りを廃業に追い込んで、災害が起きたとき、『郵便・宅配便は使えないから薬の販売はごめんなさいね』ということなのでしょうね。

>何しろ、地方の「薬品購入のライフライン」として存在した薬局までもが、インターネットとの競合を強いられることになるのです。
>結果、薬局が潰れた地域の住人は「薬品購入難民」と化します。
↑まさに三橋先生の仰る通りです。特に大災害のあった時は酷いことになります。

 そもそも災害直後はネット環境使えないし、パソコンが壊れたり埋まったりしてるし。

 楽天ゴールデンイーグルスのホームは仙台でしたよね。

 日本一を決めたとき、監督選手一同、口を揃えて「被災地に少しでも元気を与えられたら」と言っていましたけど。

 三木谷氏には関係ないんですね。

59 ■それから、お年寄りはネットなんて使えない人が大部分ですよ。

 そういう人の住んでいる地域の薬局が潰れたら、どうなるのでしょう?

 今ネットを使える人でも、歳を取って心身共に衰えたららどうでしょうね?自分は歳をとらないとでも思っているのでしょうか。

 ちょっとネットのことを知っている連中は、少しでもネット社会に疑義を呈すると「情弱」とか、「そんなことも知らないのか」と人を見下しますが、そういえば、ネット業界最大手の社長は、なにかと人間を上下関係で見たがり、自分より下と見たら、思いっきり人を見下す国から帰化なさった方でしたっけ。

 それにしても子宮頸がんワクチンの重篤な副反応被害者の方々の現状や、

 京都府立医大、東京慈恵会医大、滋賀医大のノバルティス ディオバン(バルサルタン)臨床研究データ捏造問題の検証について、マスコミはちゃんと追加報道しませんね。

 どちらも問題を起こしたのは医薬品を扱うグローバル企業ですけれど。

 これだけ医薬品に対する信用が失墜しているこの時期に、こともあろうに医薬品の規制緩和ですか?

 本当に狂気の沙汰ですね。
 
>記事では「政府が一般医薬品(大衆薬)のネット販売を一部規制する新たなルールを正式に決めた」とありますが、話は逆で、「政府が一般薬品のネット販売に関する一部規制緩和を決めた」が正しいです。

 ↑この手法は、よく橋下市長が使いますね。異常なほど極端な規制緩和を要求しておいて、その結果決定事項に自分の要求より緩和の度合いが小さいと、実は規制緩和されているのに、『一部規制する新たなルールを正式に決めた』と印象操作。

>三木谷氏は上記に不満を抱き(本当でしょうか?)
↑私もそう思います。三木谷氏はダメモトでふっかけただけですから、予想以上の大成果でホクホクだと思いますよ。

 グローバリスト&レントシーカーの『噛ませ犬』としての役割を充分果たせたんじゃないのかな?

60 ■無題

書店から始まり、家電店、薬局、やがては、スーパー、コンビニまで

リアルの小売店が姿を消していくのは、世の流れでしょう

61 ■無題

そもそも「景気がいい時はやってもいいけど、景気が悪くなったらすぐ廃業(=無職)しなさい。」と言われて「はい判りました。」なんて言って参入する人はいませんよ。

三橋さんはそこん所がずれているんだよねぇ・・・

>薬局が54,780店舗

54,780店舗=54,780地域 とならないのが問題なんですよ。
近隣(自転車でいける範囲)の店舗を1店舗とまとめて計算しなおしたら、きっと1/5から1/3に減りますよ。

うちの近くだって少なくとも五軒以上はありますからね。

>「薬品購入難民」
人口が不足していて薬局が成り立たない地域は多数あります。
また、障碍やら介護やら高齢等で買いに行けないって人もいます。
副作用や住環境の問題で『売れ筋薬品』が使えないという人もいるのです。
こういう人達へ薬を供給する手段を出さなければ、永遠にネット販売禁止論は世間に受け入れられませんよ。
購入者は「ネット販売が出来ないなら死んでやる!」と叫んでいるんじゃないんです。「ネット販売がないと死んじゃう!」と叫んでいるんです。

62 ■>56 悪人正機様

ありがとうございます。
電気に関連して、政治経済と直接の関係はなく、今日のエントリーとも関係ありませんが繰言を一つ。

私は電気を飯の種にしてきました。
というか、元々は通信を専攻して情報論などに興味があり、経済のモデル化などを考えた時期もありました。

情報機械というのは入力に対しある種の操作を加え出力を得るものを総称するわけですが、経済もまさに情報機械の側面を持つものだと思っています。
ある種の政策入力を加えれば、それに反応し活動するわけで、それを観測するものがGDPであるとしても何ら不思議はありません。

さらに、ノイマン型についてお話があったので、情報機械の側面と経済活動の側面を考え現政権の駄目さ加減を繰言として一言。

ノイマン型情報機械の特徴の一つに、現在の入力と過去の入力の履歴を元に、現在の出力を決定するという基本原理があります。すなわち現在は過去の上に成り立つと言うことです。

現政権は未来は語ることもありますが、過去の履歴を無視することに長けています。過去を無視して未来を語ったところで夢物語であり、そのことからも糾弾に値すると私は思います。

63 ■医薬品のネット販売ですか…

あまり意味が無い様に思えます。

私見ですが、医薬品は、
「欲しい時に手に入れたい」
という品物ですので、そういった意味では、
「コンビニでの医薬品販売解禁」
をした方が、遙かにマシでしょう。

ローソンの新浪氏も、よく黙っていられるものです。



あと、
「地方の薬局が潰れる」
という事を危惧されていらっしゃる方も散見致しますが、
「書籍をアマゾンから購入しておりませんか?」
と訊きたいですね。

もし、書籍購入にアマゾンを利用しながら、
「医薬品のネット販売は反対」
と仰るのでしたら、ダブルスタンダードではございませんか?
(よほど、入手困難な書籍は除きます)

64 ■有閑爺様へ

『現政権は未来は語ることもありますが、過去の履歴を無視することに長けています。過去を無視して未来を語ったところで夢物語であり、そのことからも糾弾に値すると私は思います。』

むしろ私は安倍政権は小泉政権の再現であり、祖父の岸信介総理の確立した日米安保体制の完成形(アメリカの属国化)を目指しているように見えるのですが。

65 ■無題

ダブルスタンダード?
地方の書店と地方の薬局。
潰れて本当に困るのはどちらなのかを考えれば整合性はあります。
顔見知りの薬局だと子供が急に発熱した夜間でも対応してもらえてありがたいものですが、
書店にはそんな急を要する用事自体が無いですからね。

66 ■しかしながら

薬には『副作用』という問題があって、普通の風邪薬だって油断がならなかったりしますんで…

まあ、咳止めとか位ならいいんでしょうけど。

薬のネット販売を認めるなら、やはり副作用対策は考え置かないとだめでしょう。
『対面販売』の有意義さはそれなりにあり、小売店がそこここにあることで『実物を見て買える』ことのメリットは決して少なくないと私は考えています。

私ならネットが発達しても、生鮮品や医薬品をネットで買うことはないと思います。
昨今の『虚偽表示問題』でも判る様に『その気になれば出来る』訳ですから、これが生鮮品や医薬品でやられちゃかないません。

それだったら消費経済活動における『多様なアクセス』の一環としてのネットの活用を考える方に小売業や流通業の人を巻き込んだほうがよっぽど有意義ではないかとも考えますが、どんなもんでしょうかねぇ?
さて。

67 ■“規制改革”は進む・・・。

三橋先生、こんばんわ。
インターフェースで、インターネットを用いる事が出来ないお年寄りの方々は大変になりそうですね。
薬剤師さんも、多くの方が失業しそうですね。
町のお薬屋さんがあり、そこの店員さんや薬剤師さんと、消費者の方々との信頼関係なんかも、対面販売の大きな便益なのでは?
と、しみじみ思います。
この規制緩和で所得を奪えるのは、楽天に限った話では無いですよね。
Amazonなんかの外資も、虎視眈々と狙っていそうです。
ネット販売会社なんて、様々な対面販売会社よりも雇用を産まない産業でしょうし・・・。
多くの国民の所得が、その人数よりも少ない所に奪われる。
格差拡大にもつながりそうです。
三橋先生や藤井先生がかねてからご指摘の様に、これから大規模な財政出動(被災地の復旧、インフラのメンテ・修繕、社会保障、等々)が行われ、国民経済が復活できていれば、3年後にネット販売解禁が行われても、パイの奪い合いにはならず、健全な規制緩和と成り得る、、かもしれませんが、現時点での政府の方針を見ていると、絶望的にも思えます。
政府は何故、ご先祖様方が汗水流して創ってくださった“高い技術と生産力”、そして“内需型”の強い経済を無視し、その技術や生産力を削ぎ、内需ではなく外需にばかり目を向けるのだろうか・・・。
頭を抱えたくなります。
甘利経産相「経済の回復は、大企業から中小零細企業、そして国民へ」
ん?
我が国は内需中心の国なんだから、輸出系大企業の外需を取り込んでの収益拡大を最初に考えるのではなく、潜在規模のデカイ内需を拡大させるという事を真っ先に考えるべきなのでは?
そう考えれば、法人税減税や規制緩和ではなく、国内に対しての大規模な財政出動、、という結論に至るのでは・・・。
私には、こう思えてなりませぬ。
応援しております、三橋先生。
ですが、くれぐれもお体にはお気をつけください。
今日は、この辺で失礼いたします。

68 ■書籍と医薬品を同列に語るJKポリ族


なにやら書籍やCDが解禁されてるから、医薬品だっていいじゃないか、というような意見が散見されますが、経済的側面だけではなく、安全性という視点から考えてみたら如何でしょうか。

例に挙げられてる、アマゾンを介した書籍購入ですが、書籍が人体に悪影響を及ぼす事はありません。しかし医師の処方箋や薬剤師を介さない医薬品については、人体に悪影響を及ぼす可能性は十分考えられます。これは食料品などにも言える事でしょう。

つまり、国家の役目である、「 国民の生命と安全を守る 」、という立場を踏まえれば、医薬品ネット販売の全面解禁が、たとえ経済合理性に適っていたとしても、易々と規制緩和をすべきではない、という考え方も出来ると思うわけです。

国民の安全を脅かす規制緩和と、書籍やCDなどの規制緩和を同列に語るのは、余りにも思慮不足であり、規制緩和や構造改革を是とする、JKポリ族の回し者と言わざるを得ません。

69 ■無題

需要が横ばいなら所得を奪われた人がいても所得が増える人がいるので何も問題はない。

所得を奪われそうな人たちは、新たな価値を生み出す努力をすべきでしょう。

努力もしないで規制で守られ、商売が成り立つほうが問題があるのでは?

70 ■無題

>>努力もしないで規制で守られ、商売が成り立つほうが問題があるのでは?

選挙も受けずに、官邸に入り込み、挙句わがまま放題で
政治活動が成り立つ事には問題は無いの?
不労所得や、生活保護の不正受給よりも、遥かに酷い不正だと思うけど?
ついでに言うと安全安心の問題な上に、薬剤師も薬局店員も
食っちゃ寝してるわけでないよ?

71 ■※62 有閑爺い様

システム論的に見れば極めて単純な系で、目的値がGDP(場合によっては失業率、所得等)で、金利と財政出動で制御するだけです。過去の事例から財政出動を増やせば良いことは自明で、景気が加熱したところで金利を上げれば良いだけです。工学的問題の方が余程難しい制御をしています。大雑把な話はたったこれだけなのに、20年もかけるのは邪念が多いからでしょうね。

72 ■※65 yraymua様   ※68 ジータ様

早い話が、
「“街の”薬局を潰す訳にはいかないが、“街の”書店は潰れても構わない」
と仰る訳ですね。

勿論、私は、
「“街の”薬局も書店も、潰したくはない」
という考えです。

薬局だけが顔見知りな訳でもございません。

“街の”という枕が着く以上、書店だって顔見知りなのです。

73 ■※72 血祭謙之介(NWD) 様

>「“街の”薬局を潰す訳にはいかないが、“街の”書店は潰れても構わない」

いいえ。

医薬品と書籍やCDの、商品としての特性の違いから、規制緩和及びネット販売について、同列に語るべきではないと言っているだけです。

74 ■無題

規制緩和をしてもしなくても、結局は皆じり貧です。
一業界の規制緩和では、デフレへの影響は軽微でしょう。
産業政策で大事なのは、安全や社会とのバランスですが、デフレ下ではこれが疎かになり勝ちなのが何より問題ですね。
地域の産業を『保護』するという、何か弱いものを守ってやるだけの思想より、地域への貢献を湛え、活かす。
そのような視点が大事だと思います。

75 ■>※68 ジータ様

>国民の安全を脅かす規制緩和と、書籍やCDなどの規制緩和を同列に語るのは、余りにも思慮不足であり、

これは議論の進め方が韓国人と同じですね。自身の不利を悟ると味噌クソにしてイーブンに持ち込もうとするのは彼らの文化です。論理的思考に基づいた議論は不可能ですよ。

76 ■無題

>>努力もしないで規制で守られ、商売が成り立つほうが問題があるのでは?

>選挙も受けずに、官邸に入り込み、挙句わがまま>放題で政治活動が成り立つ事には問題は無いの?

三木谷の問題とネット販売は別ですよ。
楽天が独占して薬を売るってことではありませんから。

77 ■誤字訂正

湛え⇒讃え

規制で守るというのも手ですが、中小企業企業診断士の安価な斡旋とか、過疎地のガソリンスタンドなど、地域のインフラになる産業なんかは公が半分出資して面倒見るとか…それこそ特区ではないですが、地域地域で特性に合わせて税制や支援の形を探れる社会がいいですね。

78 ■無題

書店は純粋に商売であり、薬局には商売に加えて地域医療の下支えという側面もあるため
同一視するべきではないと思います。
もし薬局が潰れれば、薬をもらうためだけに病院を訪れる人たちが増え、
かなり具合が悪くて早く受診したい人たちの待ち時間も増えますし、
患者の増加によってただでさえ人手不足な医者の負担が増えます。
夜間に救急外来を訪れる人も増えるでしょうし、狼狽した親による救急通報も増えて救急隊員も忙しくなるでしょうね。

言わずもがなですが、amazonが扱っているのは書籍だけじゃないですよ。

79 ■無題

>>三木谷の問題とネット販売は別ですよ。

提案して挙句、ごねているのが三木谷だと言うのに
問題は別、と言うのは、少し無理筋では有りませんか?
それに独占に関するなら、薬局も一企業独占ではないですよ。
さらにここで話されているように、地域の薬局が潰れる際
その社会的な役割を、ネット通販が互換的に担いきれるか?
という問題があります

80 ■>63PWさん、69マクロ的には中立さん

>あと、「地方の薬局が潰れる」という事を危惧されていらっしゃる方も散見致しますが、「書籍をアマゾンから購入しておりませんか?」と訊きたいですね。

地方の薬局やドラッグストアが、倒産の相次ぐ地方の書店の二の舞になっても構わない、という風にしか受け取れませんね。
まことに冷たいご意見です。


>医薬品のネット販売ですか…あまり意味が無い様に思えます。

そのとおりなら、そもそも楽天のバカ会長が、医薬品のネット販売解禁にムキになる筈がないんじゃないでしょうか。

(それにしても、楽天は、何のために社員に英語を強要したのでしょうか。
海外での事業展開が上手く行かない腹いせに、地方の薬局イジメのようなみみっちい事業に拘泥して改革派を気取るなど格好悪いですね。)



>需要が横ばいなら所得を奪われた人がいても所得が増える人がいるので何も問題はない。
所得を奪われそうな人たちは、新たな価値を生み出す努力をすべきでしょう。

デフレや経済成長の意味を理解できていないようです。


>努力もしないで規制で守られ、商売が成り立つほうが問題があるのでは?

それはマスコミのことを指しているのですね。
よく判ります。

81 ■※75 追記

要するに、構造改革云々いう人に対しては

1.構造改革派には強気で押せ。抵抗する場合は大声で命令しろ。
2.命令を聞かない場合は身体で解らせろ。
3.同じことをくり返す場合、犬のように何回でも同じ様に叱れ。こちらが上と言うことを身体で解らせろ。
4.理由は聞くな。どうせ大したことは言っていない。
5.身体で解らせた場合、根に持つ場合があるので、後で身辺には気をつけて行動しろ。但し、徹底的に解らせる迄、手を抜いてはいけない。
6.相手を3才児と思って信用したり頼りにはするな。重要な仕事は任せるな

上記程度の扱いで良いのです。

82 ■yraymua様

書店は商売じゃないか?という理屈はあまり筋が良い議論とは言えませんよ。

書店にも、その地域の文化を守り読書文化を守り日本語を守る。地域の社会教育に役立っています。

むろん、その理論で言えば、ただのスーパーだって地域の食の安定供給を担っていると言えますが。

医療を特別視してしまうような話ではなく、薬害の問題などをクローズアップするか、あるいは三橋氏のようにネット販売で新たな需要が掘り起こされるのかという論点で話をしたほうがいいのかなと思います。

83 ■無題

そもそも薬局に閑古鳥が鳴いてる状態っていうのは
地域の健康的レベルが高いことを意味しているのであって、
その薬局に営業努力を求めること自体が筋違いだと思いますね。
私なら薬局が忙しそうな地域には住みたくないです。

84 ■対新自由主義者マニュアル

ちょっと遊んでみます。

・新自由主義者は対等の関係を結ぶという概念がないので、常に我々が優越する立場であることを認識させるよう心がけること。
・新自由主義者には絶対に謝罪してはいけない。勝利と誤認し居丈高になる気質があり、後日に至るまで金品を強請さるの他、惨禍を招く原因となる。
・新自由主義者は恩義に感じるということがないため、恩は掛け捨てと思い情を移さぬこと。
・新自由主義者は裕福温厚なる態度を示してはならない。与し易しと思い強盗詐欺を企てる習癖がある。
・新自由主義者は所有の概念について著しく無知であり理解せず、金品等他者の私物を無断借用し返却せざること多し。殊に日本人を相手とせる窃盗を英雄的行為と考える向きあり、重々注意せよ。
・新自由主義者は虚言を弄する習癖があるので絶対に信用せぬこと。公に証言させる場合は必ず証拠を提示させること。
・新自由主義者と商取引を行う際には正当なる取引はまず成立せぬことを覚悟すべし。
・新自由主義者は盗癖があるので金品貴重品は決して管理させてはいけない。
・新自由主義者には日常的に叱責し決して賞賛せぬこと。
・新自由主義者を叱責する際は証拠を提示し、怒声大音声をもって喝破せよ。
・新自由主義者は正当なる措置であっても利害を損ねた場合、恨みに思い後日徒党を組み復讐争議する習癖があるので、最寄の官公署特に警察司法との密接なる関係を示し威嚇すること。
・新自由主義者とは会見する場合相手方より大人数で臨む事。
・新自由主義者との争議に際しては弁護士等権威ある称号を詐称せる者を同道せる場合がある。権威称号を称する同道者については関係各所への身元照会を徹底すべし。
・新自由主義者は不当争議に屈せぬ場合、しばしば類縁にまで暴行を働くので関係する折には親類知人に至るまで注意を徹底させること。特に婦女子の身辺貞操には注意せよ。
・新自由主義者の差別、歴史認識等の暴言に決して怯まぬこと。証拠を挙げ大音声で論破し、沈黙せしめよ。
・新自由主義者との係争中は戸締りを厳重にすべし。仲間を語らい暴行殺害を企てている場合が大半であるので、呼出には決して応じてはならない。

当てはまるものもありますね。。。

85 ■>>81

>>※81
本当にこんな風にしたいです。
うちの選挙区は、有力候補が、皆同じような事言っているという
駄目な選挙区の見本のような地域なので、実行すると
誰も居なくなるのが問題ですがw

86 ■いいじゃないか・・幸せならば・・

今日の議論の中で感じることは、日本、日本人の多元的な思考の現われなんでしょう。

私は上記で述べましたが、アメリカの小売業が成り立ってないのではと危惧してます。
自分はネットで買い物をしているのに、モールに出かけ、店に入ると人影を見ない・・・。
果たして店舗をだしても経営がなりたつのか?これを考えない日はないですね。

日米摩擦の盛んな一時期、日本バッシングの反対側に安くて良い商品はアメリカの消費者にはメリットだ・・・こんな論理が広がりました。
これは中国製品に当てはまります。 それがウォールマートの一人勝ちに繋がったりします。
私が8年前、初めてコロラドの田舎に来たとき、ターゲット(大型マーケットの一つ)で医薬品や雑貨を購入してました。その時はかなり対抗意識が全面に出てましたね。

つまり、こうしたちょっとした市場主義を容認し始めると、その線引きが難しくなります。
それでも大きな組織体から個人の思考まで時代の流れに即応していかなくてはならない一面があります。 難しいですね。

今はクレジットカードの時代です。現金を使うことはほとんどありません。 ATMを使わなくてもカードで買い物をして、その時にキャッシュバックで必要な現金額を商品に上乗せすれば、その分キャッシュが手にはいります。
私は保険やカードの管理は自動引き下ろしにしてません。小切手を切ることで金銭感覚を敏感にしてます。 それとカードを持つ気になれば、何枚でももてますが、 そんなことをすれば管理するだけで大変です。
どんな落とし穴が用意されているかわかりません。 
今の世の中、いいじゃないか・・幸せならば・・が自分の首を自ら絞めることにもなります。
アメリカという国はこうした社会現象も先をいっているのかも知れません。

87 ■※73 ジータ様   ※78 yraymua様

書店の方も、薬局の方も、それで所得を得て生計を立てている訳です。

職業に貴賤はございません。

である以上、“街の”書店も“街の”薬局も、潰したくはございません。

また、もし薬局が潰れてしまいました場合、病院に行かれます方もいらっしゃるかも知れませんが、
「ネットで購入」
「常備薬の設置」
といった選択肢もございます。

私の父の故郷は、昭和50年代に既に薬局は勿論、病院すら無かった集落ですが、各家庭に常備薬を備えておりました。

何とかなるものです。

88 ■敗北宣言?

>安倍政権の動きを見る限り、今後も上記の類の事例(民主主義をすっ飛ばしたレントシーキング)が頻発することになるでしょう。

なるでしょうって、、、

そうなると言うことだけでどうすることもできない、

増税阻止もできない、

噓をつかれて、文句だらだら書きちらすしかできないんでしょうね。

無惨な結果しか残せなかった。

人類の歴史とはこんなもんですね。

藤井先生も。三木谷さんを見習ってだだをこねてくれればいいんですけど。

麻生さんや安倍さんに直談判できないんでしょうか?

89 ■無題

規制で商売の邪魔をするのはよくありません。当たり前

商売が国民の生活を邪魔するのは許されません。もっと当たり前

という話ですね。

さて、
地域の薬局や商店が、競争で負けないように庇護すべき弱い存在、で終わらせるのは失礼だと思うのです。

商売だけではない、より高い価値を生み出す存在、として活かすべきかと

リカードの比較優位というのがありますが、これを効率面だけで捉えずに公共性も含めて考える

ネットの利便性は最大限に活かして貰いつつ、税金は確り取って、地域の小規模な流通はより社会性の高い仕事に特化して貰う。
薬剤師さんなら、日中の営業時間を半分にして、残りの時間でお年寄りを家庭等を回って健康相談をするなど、『公共事業』を担って頂くとか
(その原資が自由に商売する大手からの税金)

90 ■カナダでのネット販売による死亡事故

以前NHKBSのドキュメンタリー番組で、

1.カナダ在住の女性(島なので薬の購入が不便)がインターネットで薬を購入

2.カナダ国旗がついており、どこから見てもカナダのサイトと思いきや、インドのサイトで、購入した薬にはカナダで販売されている同種の薬には入っていない有害物質が混入していた

3.服用後、死亡

という事例を紹介していました。

三木谷社長はこういうリスクをちゃんと想定しているのでしょうか。昨日の会見を見るとあまりに稚拙というか、自らの利潤・便宜ありきで呆れてしまうレベルです。

一体彼は何をしようとしているか分かっているのでしょうか。対面販売では丁寧に薬の副作用や飲み合わせについて説明を受けますし、お薬手帳に貼るシールも頂けます。万が一の質問も出来ます。対面対面と批判なさるならご自分は処方薬を日常的に服用した経験がないのでしょうか?

呆れます…。絶句。

91 ■無題

書店はどう贔屓目に見ても地域の文化を守るような社会教育に関わっているように思えませんが。
そもそも地域の文化を学ぶ熱意のある人なら迷わず図書館に行くでしょう。
百歩譲ってそういった面があるとしてもそれは間接的側面であって、
薬局のような直接的な影響に比べれば実に頼りないですね。

スーパーにはネット販売では太刀打ちできないでしょう。
スーパーのディスプレー効果は絶大ですからね。

薬に関しては需要が減っていくのが望ましいのに、需要を増やしてどうするんですか?って言いたいですね。

92 ■※80 うずら様

>地方の薬局やドラッグストアが、倒産の相次ぐ地方の書店の二の舞になっても構わない、という風にしか受け取れませんね。
>まことに冷たいご意見です。

「『地方の薬局を守れ』と言っておきながら、地方の書店を見殺しにするのですか?」
という問いです。



>そのとおりなら、そもそも楽天のバカ会長が、医薬品のネット販売解禁にムキになる筈がないんじゃないでしょうか。

はい、医薬品のネット販売は、あまり意味は無いでしょう。

あなたも仰られているではございませんか。


「バカ会長」と(笑)。

私も、そこは同じ見解です。

93 ■無題

麻生さんの国会動画をいくつか見ましたが、
デフレ脱却の見地が一切変わっておらず吃驚しました。
 西田さんとの議論のように、消費増税対策として、給与増や投資したら法人税減税するなど、少しでもショックを緩和するようにして戴きたいです。
個人的には中小法人や個人事業に対しても、デフレ脱却まで定率減税など対応を考えて欲しいなぁと思ってます。
 消費増税しないことが一番と思いますが;

94 ■※87 血祭謙之介(NWD) 様

>“街の”書店も“街の”薬局も、潰したくはございません。
>職業に貴賤はございません。

私は医薬品と書籍の特性の違いについて言及してるだけであり、街の薬局が潰れる潰れないについては、コメントをした記憶がありません。

尤も、財政政策より金融政策が重要と言い、TPPで国柄が毀損されるはずがない、と考えるあなたが、三橋さんのブログコメントで何を布教したいのか、私には理解が出来ませんが・・・。

95 ■yraymua様

いや、理屈上の正否ではなくて、ここは感情の問題なんですよ。書店員は、書店員のプライドを持って仕事をしています。スーパーにはスーパーの地域のために役立っているという意識が仕事をするうえで支えになっております。

そういう方に対して配慮したうえで議論立てていくなら、薬害をクローズアップするなどした方がいいですよと余計なお世話を焼かせていただきました。

仰られる薬の需要を増やしてどうするのかという議論だけで十分な精度があります。

無駄に他人様を傷つける恐れがある「書店なんて」的な議論は蛇足です。実は、私がよくやっていた失敗で、議論している中で余計なことを言って、第三者を意味なく傷つけてしまうということがありました。

その反省を踏まえて、yraymua様にもご留意頂けたらと存じまして、申し上げたまでです。

96 ■※92 血祭謙之介(NWD) 様

横から失礼します。

============
「『地方の薬局を守れ』と言っておきながら、地方の書店を見殺しにするのですか?」
という問いです。
============

そうではないでしょう。

地方の書店がネット販売の圧力で潰れた前例があるから、地方の薬局を潰さない為にネット販売を安易に認めるべきではない、という主張のはずです。

>医薬品のネット販売は、あまり意味は無いでしょう。

これもそうではないでしょう。

意味がない事に、カネの亡者の三木谷が、こんなに熱心になるハズがない、という主張のはずです。

JKを熱心に支持し、藤井教授や東田氏に文句を言ってるあなたは、一体何を主張したいのですか?

規制緩和や構造改革を是とし、財政政策より金融政策が重要という、JKポリアンナ教の布教活動でしょうか?

97 ■敗北宣言?2


どんどんデフレ脱却が遠のいていて行く、

このまま増税阻止もできず、ただただ見守る以外無いのでしょうか?

三橋さんも
>安倍政権の動きを見る限り、今後も上記の類の事例(民主主義をすっ飛ばしたレントシーキング)が頻発することになるでしょう。

なるでしょうと言い放つだけでこのままぼんやり悪い方向は止められないのでしょうか?


私自身は今すぐどうこうは何もありませんが

こう期待を裏切る安倍さん、自民、そしてまやかし民主主義

ため息つくしかないんでしょうか?

98 ■※85 ホワホ様

>うちの選挙区は、有力候補が、皆同じような事言っているという

次の選挙では言うことが変わってるはずですよ。構造改革云々が票になると思っているからいつまでも言ってるだけです。

99 ■>※97 natuyuki様

三橋先生の仰る事から鑑みるに、今は悪い方向に舵を切っていますから、これを自民党で何とか食い止める必要があります。※38くらえもん様御紹介の動画にありますように、正しい経済政策をブレずに理解している議員がおられます。正しい認識を持つ議員を応援して力を発揮できるように応援すること、正しい認識が無い議員には構造改革路線や財政均衡は愚策で票にならないと忠告することがインプット活動です。

100 ■※98悪人正機様

そう思うでしょう?
名前でネタバラシしてしまうと、江田健司とそのお友達なんで
筋金入りです。尤も小泉jrの所は、もっと打ちのめされていそうですが
政治に関心を持ったは良いが、自分の所の候補を見たとき
「候補A:構造改革系、候補B:左翼系、候補C以降…滅茶苦茶」
と言うような(あるいはもっと酷い)状況に、ウっと息を飲むような
経験をする人が日本中結構いるんでしょうね。
負けずにやって行きたいです

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