京都新聞 11月10日(日)9時9分配信
日本海を望むXバンドレーダー設置予定地で説明を聞く小野寺暴政相(中央)=京丹後市丹後町・航空自衛隊経ケ岬分屯基地
小野寺五典防衛相は9日午後、米軍Xバンドレーダー配備の準備が進む京都府京丹後市丹後町の航空自衛隊経ケ岬分屯基地を視察、住民の安全と安心を確保するため同市に連絡会を設ける意向を中山泰市長に示した。
小野寺防衛相は基地内でレーダー設置予定地を確認。日本海を望む断崖で防衛省職員から説明を聞き、「われわれが重要視しているのは、この正面(北朝鮮)のこと」と話し、ミサイル防衛を強化する姿勢を示した。
視察後、小野寺防衛相は市役所を訪ね、中山市長に協力への謝意を伝えるとともに、住民の不安を拭い去るため、「事件や事故など、わずかなことでも答えられる現地の窓口として連絡会を置き速やかに対応する」と述べた。環境対策についても「漁業など風評も含めて被害が出ないようにしたい」とした。
中山市長は「万が一の際の避難や救援などには道路整備が欠かせない」として、山陰近畿自動車道の府内分を国直轄で実施するよう要望した。
小野寺防衛相はこの日午前、山田啓二府知事と京都市内で会談後、「(米軍基地やレーダー運用などで必要な周辺用地の)地権者と協議がまとまり次第、土地造成に入りたい」と着工を急ぐ考えを示した。
最終更新:11月10日(日)9時9分
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