【広津興一】北陸電力志賀原発(志賀町)の再稼働に反対し、廃炉を求める集会が9日、同町であった。県労連などでつくる実行委の主催で、約500人(主催者発表)が参加した。

 福島県労連議長の斎藤富春さんは福島原発事故から2年8カ月たっても、収束にはほど遠い福島の現状について報告。汚染水や除染、原発労働者の実態など課題が複雑化していることを指摘した。原発問題住民運動石川県連絡センターの児玉一八事務局長は志賀原発周辺の海岸で進めている断層調査についてリポートした。

 参加者らは「原発ゼロ」を全国各地に広げ、連帯していくことを誓う県民へのアピールを採択。町内をデモ行進した。