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モルディブ大統領選 決選投票延期
11月10日 17時2分

インド洋の島国モルディブで9日行われた大統領選挙は、当選に必要な過半数を得る候補者がいなかったことから、10日、決選投票が行われる予定でしたが最高裁判所の命令によって延期されました。

9日投票が行われたモルディブの大統領選挙は、前の大統領で去年2月の政変で辞任したモハメド・ナシード氏が全体のおよそ47%の票を得てトップに立ちましたが、当選に必要な過半数には届きませんでした。
2位には、5年前の選挙でナシード氏に敗れるまで30年間独裁体制を敷いたガユーム元大統領の後継者、アブドラ・ヤミーン氏がおよそ30%の票を得て入り、10日、2人による決選投票が行われる予定でした。
しかし、3位になった候補者の陣営が決選投票の延期を求める訴えを起こしたのを受けて最高裁判所は、10日朝早く、投票の実施を延期する命令を出し、決選投票は今月16日に延期されました。
憲法上、現職の大統領の任期は11日に切れますが、最高裁判所は、暫定的に職務を続けることができるとしています。
大統領選挙を巡っては、ことし9月に行われた最初の投票でもナシード氏がトップになりましたが、最高裁判所が結果を無効にし、先月予定されていたやり直しの選挙も警察の介入で延期されるなど、混乱が続いており、ナシード氏の当選を望まない最高裁判所や警察が、意図的に選挙を遅らせているとの見方が出ています。

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