スーツデモ:サラリーマンの服装で脱原発を訴え
毎日新聞 2013年10月30日 21時04分(最終更新 10月30日 21時16分)
スーツで脱原発を訴える「スーツデモ」と呼ばれるデモが30日夜、東京・新橋であった。参加者たちは「原発反対 子供を守ろう」と声を張り上げ、約1.7キロを歩いた。主催者によると、約600人が参加した。
呼びかけ人は、東京都練馬区の会社員、扇田未知彦さん(47)と妻りえさん(45)ら脱原発のデモや集会で知り合った4人。ホームページやツイッターで参加を募った。スーツ姿を参加条件にしたのは、経済活動の中心であるサラリーマンの関心を集め、「世間への説得力」を高めることなどが目的という。
小学1年生の男児の親でもある夫妻は「子供の将来が不安でも、会社の目を気にして声を上げられない人が多いのではないか。デモがきっかけになってほしい」と話した。【市川明代】