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【社会】

「原発やめよう」「家族を守ろう」 新橋スーツデモ 600人

スーツを着て脱原発を訴えるサラリーマンら=30日、東京港区新橋で

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 参加者がスーツを着て脱原発を訴える「脱原発☆スーツデモ」が三十日夜、東京・港区のJR新橋駅周辺であった。仕事帰りの会社員らが繁華街や東京電力本店(千代田区)前を歩き、「原発反対」「家族を守ろう」と声を上げた。

 主催したのは会社員の扇田(せんだ)未知彦さん(47)やフリーライターの川口和正さん(49)ら四人。「原発に反対しているのはごく普通に働く人たち」と参加を呼び掛けたところ、約六百人(主催者発表)が集まった。

 中央区の仕事場から新橋に立ち寄ったという女性会社員(26)は「原発は止まっていても安心できるものではない」。職場の仲間と繁華街で飲食前に参加した会社員や、年配者の姿も。元会社員の仲井富さん(80)は久しぶりに着たというスーツ姿で、「小泉元首相の言う通りで、原発は簡単に(核廃棄物を)処理できるものではない」と脱原発を訴えた。

 繁華街での行進は、沿道からも「サラリーマンばっかりだ」と注目を集めた。

 扇田さんは「普通に働いている人が声を上げることができた」と話した。

 

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