2002年以来11年ぶりに日本公演を開催する元ビートルズのポール・マッカートニー(71)が9日、ロンドン発関西空港着のチャーター機で来日した。ビートルズの一員として初来日した1966年をほうふつとさせる法被姿で到着ロビーに登場。待ち構えた約1000人のファンとハイタッチを交わし、ロビーは熱狂の渦に包まれた。
ポールは午後6時40分、一昨年10月に結婚したナンシー夫人(53)とおそろいの法被姿で登場。報道陣が一斉にカメラのフラッシュを光らせ、ファンは「ポール!!」と熱狂的な声援で出迎えた。ポールはナンシー夫人と手をつなぐ一方、ファンともハイタッチ。さらに「こんにちは、オス!」と日本語であいさつし、ガラス張りのエレベーターに乗り込んでからも笑顔で手を振り続けた。
ジョン・レノン(故人)らメンバー4人全員が法被を身にまとい、東京・羽田空港で飛行機から降り立った初来日のシーンは日本の音楽史上に残る名場面。今回の来日公演に向けた協議中にその話題が浮上し、法被の着用を決めたという。大阪府泉佐野市の畠中秀彰さん(43)・由香さん(39)夫妻は「8時間も待ったかいがありました」と、ハイタッチに涙ぐんでいた。
ポールの来日ソロ公演は90、93、02年に続く4度目。京セラドーム大阪(11、12日)、福岡ヤフオク!ドーム(15日)、東京ドーム(18、19、21日)の全6公演で、25万人を動員する。11日のみ当日券が発売される。
[2013/11/10-06:02 スポーツ報知]