我慢しきれずにヤフオクで買いました。
内容は、ご近所の親娘が妖魔に拉致されて、その身代わりとしてセラムンが自らの肉体を差し出すというお決まりのパターンですが、それすら様式美の香りがあります。
とくに今回はＩ字開脚にこだわった場面が多いのです。Ｙ字バランスではなくＩ字開脚というところに作者のフェチズムを感じました。個人的にはＹ字バランス派（体がちょっと硬くてうまくＩ字開脚できないぎこちなさがいい＆ちょっとふらつく）ですが、セラムンがＩ字開脚をさせられて前も後ろも妖魔にベロンベロンされる（もしくは恥じらいながらＩ字開脚する）シーンはページを開く手が止まりました。おそらく黒犬さんが今回もっとも描きたかったカットではないでしょうか。うさぎが左足のあげて、つま先立ちの片足で踏ん張る、太ももから腹部にかけてのなだらかなラインにエロ魂を感じました。（太すぎず細すぎず、引き締まった中にやや贅肉がついてる感じがＪＫっぽい）
正直、親娘の存在や後半のエロが一本調子などマイナス面もありましたが、それを差し引いても黒犬さんの描くセラムンのＩ字開脚は見る価値があります。
あとは、うさぎが衛に内緒で普通のおじさん（妖魔に襲われたところを偶然助けられた）と援助交際する話でも書いてくれたら１０冊は買うのに……。

【総評】２０年たっても黒犬さんはエロ神さまや〜〜
★★★★