Hustle2 #1 Gold Mine
久々にロンドンに戻ってきたミッキーたちグループ5人組。いつものパブでだべり、
伝説の詐欺師、ハリー・ホームズ(ロナルド・ピックアップ)が逮捕されたと知る。
ハリーに話を聞きに行くと、逮捕のきっかけとなったのは、不動産ブローカーの
ハワード・ジェニングス(チャーリー・クリード・マイルズ)の騙そうとしたため。
ハワードは以前詐欺に遭ったことがあり、詐欺師を深く恨むようになり、詐欺を疑うと、
詐欺師を詐欺にかけて、証拠を集めて逮捕をさせたのだった。その話を聞いたダニーは、
次のターゲットにハワードを狙うことを提案するのだが、仲間は揃って反対する。
ダニーは絶対に成功しないと言うミッキーに、50ペンスを賭けようと言うのだが…。
久しぶりにコンゲームマスターたちが帰ってきた!
前も同じ事を書いたような記憶があるけど、アメリカのドラマとテイストが違って、
これはこれでなかなかおもしろいですよね。アメリカのドラマをエンターテインメントの
王道とするなら、このドラマはスタイリッシュを売りにしてる感じがする。
すごくスマートな印象のドラマなのね。そしてそこが新鮮。
冒頭の空港のシーンのダニーは、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の、
レオナルド・ディカプリオみたいでした。こんなシーン見たなぁと、
思うような場面で、しかしあんなのに簡単に引っかかるほどCAって馬鹿なんですか。
まあ、いいんですけど。S2になっても、ダニーはまだまだ甘ちゃんぽいですね。
でも、クールなはずのミッキーも、結構ダニーを相手にするとのっちゃうのが、
なんだかおかしい。周りの3人はそれを見て、あきれた様子。天才すぎて、
張り合いがないミッキーにとって、ダニーはいい刺激なのかもしれない。
以前にもスパニッシュ・プリズナーなんかの話が出てきていたけれど、
今回も詐欺の手法のひとつ、「コールド・リーディング(Cold Reading)」が、
アルバートからの講釈でダニーに伝えられていたのが興味深い。
ほんの少しの情報から発展させて相手の信頼を勝ち得るには、
よほどの注意深さと頭の回転のよさが必要。一瞬の隙を見せただけで、
その信頼は崩れてしまうので、気を抜くことが全くできない。
準備周到なミッキーとパッションで押し切ろうとするダニーの、
違いがここで見えるのもおもしろい。
それにしても、今回の詐欺は芸術的だったように思う。
昔読んだ「紳士同盟」の中で、本当に一流のコンゲームがひらかれたときには、
被害者は被害にあったとは気付かず、むしろもうけた、いい思いをしたと、
コンマンたちに感謝をすると言うような台詞があったが、今回は正にそれ。
ハワードは一度ダニーやミッキーたちを疑いこそしたものの、
最後のつめのおかげで、自分は得をしたと思い、その勝利に酔いしれ、
気持ちよくミッキーたちにお金を渡したのだ。金鉱が見つからなくても、
根気よく掘りつづければ見つかるに違いないと、期待に胸を膨らませられる。
詐欺師って、本当に職人なんですね。
今回の勝負、ミッキーの勝ちだったと思うのですが、結局のところ、
どっちがどっちにお金を払ったのかな? それとも勝負は次回に持ち越し?!
久々にロンドンに戻ってきたミッキーたちグループ5人組。いつものパブでだべり、
伝説の詐欺師、ハリー・ホームズ(ロナルド・ピックアップ)が逮捕されたと知る。
ハリーに話を聞きに行くと、逮捕のきっかけとなったのは、不動産ブローカーの
ハワード・ジェニングス(チャーリー・クリード・マイルズ)の騙そうとしたため。
ハワードは以前詐欺に遭ったことがあり、詐欺師を深く恨むようになり、詐欺を疑うと、
詐欺師を詐欺にかけて、証拠を集めて逮捕をさせたのだった。その話を聞いたダニーは、
次のターゲットにハワードを狙うことを提案するのだが、仲間は揃って反対する。
ダニーは絶対に成功しないと言うミッキーに、50ペンスを賭けようと言うのだが…。
久しぶりにコンゲームマスターたちが帰ってきた!
前も同じ事を書いたような記憶があるけど、アメリカのドラマとテイストが違って、
これはこれでなかなかおもしろいですよね。アメリカのドラマをエンターテインメントの
王道とするなら、このドラマはスタイリッシュを売りにしてる感じがする。
すごくスマートな印象のドラマなのね。そしてそこが新鮮。
冒頭の空港のシーンのダニーは、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の、
レオナルド・ディカプリオみたいでした。こんなシーン見たなぁと、
思うような場面で、しかしあんなのに簡単に引っかかるほどCAって馬鹿なんですか。
まあ、いいんですけど。S2になっても、ダニーはまだまだ甘ちゃんぽいですね。
でも、クールなはずのミッキーも、結構ダニーを相手にするとのっちゃうのが、
なんだかおかしい。周りの3人はそれを見て、あきれた様子。天才すぎて、
張り合いがないミッキーにとって、ダニーはいい刺激なのかもしれない。
以前にもスパニッシュ・プリズナーなんかの話が出てきていたけれど、
今回も詐欺の手法のひとつ、「コールド・リーディング(Cold Reading)」が、
アルバートからの講釈でダニーに伝えられていたのが興味深い。
ほんの少しの情報から発展させて相手の信頼を勝ち得るには、
よほどの注意深さと頭の回転のよさが必要。一瞬の隙を見せただけで、
その信頼は崩れてしまうので、気を抜くことが全くできない。
準備周到なミッキーとパッションで押し切ろうとするダニーの、
違いがここで見えるのもおもしろい。
それにしても、今回の詐欺は芸術的だったように思う。
昔読んだ「紳士同盟」の中で、本当に一流のコンゲームがひらかれたときには、
被害者は被害にあったとは気付かず、むしろもうけた、いい思いをしたと、
コンマンたちに感謝をすると言うような台詞があったが、今回は正にそれ。
ハワードは一度ダニーやミッキーたちを疑いこそしたものの、
最後のつめのおかげで、自分は得をしたと思い、その勝利に酔いしれ、
気持ちよくミッキーたちにお金を渡したのだ。金鉱が見つからなくても、
根気よく掘りつづければ見つかるに違いないと、期待に胸を膨らませられる。
詐欺師って、本当に職人なんですね。
今回の勝負、ミッキーの勝ちだったと思うのですが、結局のところ、
どっちがどっちにお金を払ったのかな? それとも勝負は次回に持ち越し?!
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