アンナ側に“逆転の手紙”がある!? 舞台「誓い~奇跡のシンガー~」が中止になったとして、主演の土屋アンナ(29)相手に損害賠償請求訴訟を起こした舞台制作会社代表・高橋茂氏(62=別名・甲斐智陽)が今、不安を募らせている。先月の第1回口頭弁論後、高橋サイドは「全般的に向こう(土屋)側が叩かれたようなもの」と自信満々だった。それが1通の手紙におびえ、各メディアに泣きついているというのだ。どういうことなのか――。
「土屋が無断で稽古を休んだから中止になった」と主張する高橋氏に対し、土屋は「原案者の濱田朝美さんの許諾を求めている最中に、中止を発表された」と反論。その後バトルは法廷へ移ったが、第1回弁論で裁判長は土屋サイドに「舞台化を承諾していないことを示した資料の提出」を求めた上、「次回口頭弁論(12月11日)までに、稽古に参加しなかった法的根拠を示せ」となかなか高いハードルを設けた。
「(高橋氏の)土屋との契約では、稽古への参加が義務づけられていましたからね。原案者の許諾うんぬんではなく、契約違反かどうかが論点ということ。それを法的に示せというのは困難とみられます」(ワイドショー関係者)
一切ダンマリをキメ込む土屋サイドを尻目に、勢いづく高橋氏は初回バトル後、マスコミ取材にも対応。その表情からは、勝者の余裕さえ感じられた。それがなぜここへきて不安がっているのか。事情を知る関係者の話。
「今回、裁判所が土屋側に求めた資料の中には、原案者・濱田さんの手紙も含まれてます。実は高橋氏は、これを直接読んでいないんですよ。なので彼は“内容によっては逆転されるのではないか?”と気が気じゃないんです」
濱田さんは手紙に「台本を読んでいない」と書いているとみられる。土屋がブチ切れ、主演ドタキャンに至るきっかけになったのはココだ。疑心暗鬼の高橋氏は、この手紙を読んだことのある関係者と接触。結局、最後の1~2行にそのくだりがポロッと書いてあることが分かったものの、他に書かれた内容は分からず不安、というわけである。
「そこでキーマンになるのが濱田さんの代理人・赤沼康弘弁護士です。彼は高橋氏、担当編集者、濱田さんとの4者会談に出席し、舞台化を承諾してます。言うまでもなく代理人の承諾は本人の承諾と同義ですから、今度は高橋氏、赤沼弁護士の証言を探すことにしたんです。赤沼弁護士は騒動勃発の際、日本テレビに出て、舞台化の承諾を証言してます。そのオンエアVTRを入手できれば、濱田さんの手紙を無効にできると考えた」(事情を知る関係者)
高橋氏はさっそく日テレ関係者に「VTRを見せてほしい」と頼んだが、あいにく「勝手に見せるとクビになるから」と拒まれたようだ。
「高橋氏は新聞や週刊誌にも赤沼弁護士の証言が載っていないか調べています。『赤沼弁護士からは1回もクレームは来ていないからね。裁判は負けやしないと思っているんだけど…』と言いながら、不安を募らせてます」(同関係者)
ちなみに高橋氏の代理人・伊藤芳朗弁護士によると、判決まで1年以上はかかる見込みだという。
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。