古巣・中日ナインが井端に「巨人に行って」
2013年11月10日 16時00分
中日退団が決まった井端弘和内野手(38)に“古巣”の竜サイドから「巨人に行ってほしい」との声が出ている。
今季年俸1億9000万円(推定)から野球協約の減額制限(1億円超は40%)を大幅に超える80%以上ダウンとなる約3000万円の提示を拒否するなどで自由契約となった井端だが、中日にしてみれば巨人は永遠のライバル。普通ならもっとも移籍先に選んでほしくないはずだが、関係者どころか、ナインまでもが「その方がいい」という。
理由は対巨人に、井端が加わることで「モチベーションが上がるから」とのこと。「リーグ連覇を許した強敵の巨人にいる井端さんを倒したいんです。あの芸術的な右打ちやいやらしいファウル打ちの洗礼を浴びるかもしれないけど、抑えられれば、もっと成長できると思う」とある投手。別の投手は「宿敵の巨人に井端さんがいると一層燃えますよ。(中日時代には)いろいろ声をかけてもらってお世話になった。WBCでも国民的ヒーローになった井端さんを抑えて“恩返し”したい」と早くも目をギラつかせているほどだ。
10月に右足と右ヒジの手術を受けた井端は、久しぶりに公の場に現れた7日の「川崎市スポーツ賞」の贈呈式で去就について口にしなかったが、周囲には「現役続行するかは五分五分」と漏らしているという。これに中日関係者は「何のために手術をしたのか! 来年も野球をやるためだろ! まだできる!」と大エール。その上で「引退はするな! 巨人に行け!」とハッパをかけているのだ。
もちろん、巨人が獲得に動かない限り、中日の願いはかなわない。それほどまでに竜サイドは、井端にはこのままで終わってほしくない、との思いでいっぱいということだ。
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