新入札制度締結できずMLBが“田中接触禁止令”
2013年11月10日 11時00分
メジャーと楽天・田中将大投手(25)の接触が当面禁止となった。ニューヨーク・ポスト紙電子版(7日付)は「ヤンキースも他の球団もタナカと交渉できない」という見出しをつけ、大リーグ機構(MLB)が全30球団に対して新たなポスティング(入札)制度が定まるまで日本の球団、選手と交渉しないよう通達していたと報じた。
入札の新制度は最高入札額を提示した球団が独占交渉権を獲得することには変更はないが、日本の球団に支払われる入札額が1位と2位の間の額になる。また交渉が決裂した場合は米球団側に罰金を科すことで入札金の高騰を避け、2010年の岩隈(楽天)、2011年の中島(西武)のような破談ケースが起きないようなルールも盛り込まれている。
すでに日本野球機構(NPB)、大リーグ機構(MLB)、MLB選手会の間では大筋で合意に達しているが、NLB選手会は「日本の選手にもNPB球団にもメリットがない」と反対している。同制度に関する日米間の交渉は引き続き行われるが、NPB選手会を納得させるにはMLB側の譲歩が必要となる。ニューヨーク・ポスト紙は合意には数週間かかる可能性があると指摘している。
ヤンキースは田中の獲得を最優先事項にとらえており、入札額は7500万ドル(約74億円)に上るといられている。とはいえ、このままでは動くに動けず、来季に向けた補強計画への影響はさけられない。
米国内には、新制度に関する交渉が難航した場合、ヤ軍を含めた田中獲得を目指すメジャー球団が合意に向けて何らかのアクションを起こすのではなかという見方も広がっている。
【新着記事】
【一宮記念競輪】GⅢ毛織王冠争奪戦 長塚が記念11回目のV
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。