西武・伊原新監督「戦力は十分。勝利に向かう姿勢が足りないだけ」
2013年11月10日 11時00分
本紙専属評論家として「鬼の手帳」で熱筆をふるってきた伊原春樹氏(64)が、西武の新監督に就任した。2003年以来の古巣復帰で、6年ぶりとなるV奪回、常勝軍団復活の切り札として期待されている。前回は就任1年目の02年にリーグ優勝を果たしており、今回も1年目からペナント奪取を目標に掲げるが、果たして勝算は――。10年ぶりにライオンズのユニホームに袖を通した鬼軍曹が“青い血”をたぎらせながら思いのたけを語った。
――10月23日の秋季練習から始動し、6日から宮崎・南郷キャンプもスタートした。監督として今の西武ナインの姿はどう映ったか
伊原監督:(10年に)巨人のユニホームを脱いでからずっと西武を中心に見てきた。自分が監督になった2002年に入ってきたのが栗山、中村。03年が上本。投手で今もいるのは西口だけと、当時の選手は4人しかいない。ただ、いつも二軍のグラウンドや西武ドームに顔を出していたし、選手たちも元監督としてあいさつをしてくれていましたから違和感はありませんよ。
――秋季練習初日の訓示では、西武電車の初乗り運賃を聞いて誰も答えられなかった。選手たちも話の内容に刺激を受けていたようだ
伊原監督:今の選手は全然、そういうことを知らない。社会人なら普通に分かることが選手には分からない。これでは困る。西武ホールディングスという鉄道を営んでいる会社が親会社という自覚がないといけない。
――茶髪、ヒゲ、長すぎるズボンを禁止するなど身だしなみにも注意をした
伊原監督:現役のころは野球のことだけ考えていればいいんです。チャラチャラする必要はない。せっかくチケットを買って見に来てくれたお客さんに対して失礼だ。
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