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【スポーツ】桐光 神奈川大会 3連覇 亡きチームメートに誓った全国切符2013年11月10日 紙面から
サッカーの全国高校選手権神奈川大会決勝が9日、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で行われ、桐光学園が1−0で座間を破り、全国大会出場を決めた。桐光は8月にFW大西健太さん(3年)が急逝。そのショックを乗り越え、決勝では、その大西さんと2トップを組んでいた植木隆之輔(3年)が決勝点を決め、OBで横浜MのMF中村俊輔(35)の在籍時も果たせなかった神奈川大会3連覇で全国へと駒を進めた。 亡きチームメートに誓った全国切符だった。決勝点を奪ったヒーローの植木は「決まった瞬間は頭が真っ白になった。自分のゴールで、3連覇を決めたかったし、全国へ行けてよかった」と喜んだ。 0−0で迎えた前半27分、蔭山のスルーパスに反応。ペナルティーエリア右に走り、右足ダイレクトで放ったシュートは、相手DFに当たってからネットを揺らした。守備陣も、後半の相手の猛攻をしのぎきり、無失点で勝利に花を添えた。 「この1年、いろいろあったけど、同じFWのアイツの分も頑張った」。植木が万感の思いで話したのは、今年8月16日、同級生の大西健太さんが血球貪食症候群のため、18歳の若さで急逝したことだ。石川県内での合宿を打ち切り、2日後の告別式に出席した選手は「大西を全国へ」と誓い、大西さんの写真、背番号19のユニホームをベンチに持ち込んで、ともに戦い、約束を果たした。 前回大会はベスト4。「桐光に足りないのは、金(メダル)だけ。俊輔先輩の銀(メダル)を越えることを目標に戦いたい」。植木は、今度は神奈川県勢初の大会制覇を報告するつもりだ。(相原俊之) PR情報
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