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【スポーツ】天理大・丸山 自粛バネに初V2013年11月10日 紙面から ◇柔道・講道館杯<第1日>柔道の講道館杯全日本体重別選手権第1日は9日、千葉ポートアリーナで男女7階級を行い、男子66キロ級は天理大2年の丸山城志郎が決勝で宮崎廉(桐蔭横浜大)に一本勝ちして初優勝した。ロンドン五輪60キロ級銀メダリストで今大会から66キロ級に上げた平岡拓晃(了徳寺学園職)は初戦の2回戦で敗退した。同60キロ級は木戸慎二(パーク24)が連覇。女子78キロ超級は朝比奈沙羅(東京・渋谷教育学園渋谷高)が初優勝した。ことしの世界選手権代表は出場していない。 柔道部員の暴力問題発覚後の活動自粛が解け、全体練習を5日に再開させたばかりの天理大の丸山が、逆境を乗り越えて頂点に立った。決勝は勝負どころで出すと決めていた大外刈りで一本勝ち。「(世界選手権73キロ級優勝の)大野先輩から教わった技です。ほぼ、ぶっつけ本番。出場した選手の中で、勝ちたい気持ちは僕が一番強かったと思う」と胸を張った。 当時主将の大野将平を含む4年生の指示による暴力行為の事実が、9月上旬に発覚。その後、部全体が活動停止を強いられた。全日本ジュニア選手権を目前に控えていた丸山は、その知らせに悔し泣き。同大会を制して10月の世界ジュニア選手権(スロベニア)に進むことを、ことし最大の目標に据えていたからだ。 逆境をバネに換え、今大会の81キロ級で5位に終わった兄剛毅(ごうき、天理大3年)の無念も晴らす初優勝。約5年ぶりにコーチ席に座った細川伸二師範も「明かりがともった感じ。他の部員も『やれる』という出発点になる」と感慨に浸った。 父顕志さん(48)は旧65キロ級で1992年バルセロナ五輪に出場した元柔道選手。「父は大学2年では優勝していない。ちょっとは超えたかな」と丸山。今月末開幕のグランドスラム東京では、世界王者・海老沼匡(パーク24)の牙城を崩しにかかる。 (武藤康弘) PR情報
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