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欧州でヘイトスピーチ対策会議
11月10日 8時45分

「ヘイトスピーチ」と呼ばれる差別的な言動が広がるのを防ごうと、ヨーロッパを中心に150人以上の若者が参加して対策を話し合う会議が、フランスで開かれました。

人権問題などを監視する国際機関、ヨーロッパ評議会が、フランス東部のストラスブールで9日まで3日間開いたこの会議には、フランスやドイツなど38か国の人権活動家や学生など150人以上が参加しました。
ヨーロッパの多くの国ではヘイトスピーチは法律で規制されていますが、近年はインターネットの利用の拡大で規制が追いついておらず、一部の国では罰則を強化しようという動きが出るなど、議論が高まっています。
会議では、インターネットの掲示板の書き込みへの対応などがテーマとなり、参加者からは「ヘイトスピーチへの監視を強め、見つけた場合はインターネットの運営会社に削除を依頼すべきだ」とか、「例を集めて、学校などで使わないよう教育するべきだ」などといった意見が出されました。
会議を開いたヨーロッパ評議会の担当者は、「ヘイトスピーチを人々が普通のものとして受け止めてしまうことを防ぐことはできるので、各国で規制が強まることを望んでいる」と話していました。

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