ご当地グルメののぼりがズラリと並ぶ豊川B−1グランプリの開会式=豊川市の豊川いなり大駐車場で
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ご当地グルメによるまちおこしの祭典「B−1グランプリ」全国大会の開会式が九日、豊川市の豊川いなり大駐車場で開かれ、六十四の出展団体がのぼり旗を持って登壇、気勢を上げた。
大会会長の山脇実豊川市長は「東三河全体でB−1を盛り上げようとここまでやってきた。ゆっくり会場を歩いて楽しんでほしい」とあいさつ。B−1を主催する「ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」(通称・愛Bリーグ)の渡辺英彦代表理事は「大勢のボランティアの皆さんにも、ご協力いただいた。大会を最後まで温かい目で見守ってほしい」と来場者に呼び掛けた。最後は全員で「ビーワンダー!」の掛け声とともに拳を突き上げた。
◆県内からは豊川いなり寿司と高浜とりめし
豊川市で九日に開幕した「B−1グランプリ」。県内から出展した今回のホスト団体「『豊川いなり寿司(ずし)』で豊川市をもりあげ隊」と、高浜市の「高浜とりめし学会」は、料理の提供がともに最大で一時間待ちとなる盛況ぶりで、「予想を上回る来場者」と驚きの声も漏れた。
豊川市総合体育館前広場に構えたもりあげ隊のブースは、抜群の知名度を誇る「富士宮やきそば学会」(静岡県富士宮市)のブースと隣り合わせで、終日大にぎわい。もりあげ隊の林宣宏さん(44)は「本当に人が来てくれるか心配だったが、来場者の関心は予想外に高い。B−1を機に、豊川のファンになってもらいたいという思いが強くなった」と笑顔で話した。
B−1グランプリ会場で「高浜とりめし」をPRする高浜とりめし学会のメンバー=豊川市の豊川いなり大駐車場で
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高浜とりめし学会も、事前の想定を上回る客の入りで、午後二時の段階で完売。とりめし学会の石川伸(のぶる)代表(50)は「多くの人が笑顔になってくれてうれしい。料理を食べられなかった方には申し訳なく思う。十日は食材を多めに用意しようと考えています」と話した。
両団体とも、料理を待つ来場者を退屈させまいと、歌や踊りのパフォーマンスでそれぞれの地元をPR。ご当地グルメのイメージキャラクターである豊川市の「いなりん」と高浜市の「めしどりちゃん」も登場し、詰め掛けた子どもたちの人気を集めていた。
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