英国籍の英会話講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の死体遺棄事件で逮捕された市橋達也容疑者(30)が一時潜伏していた大阪・西成の歓楽街「飛田新地」で、ひいきにしていたという接客嬢が“金髪”だったことが夕刊フジの取材でわかった。また、隣接する「あいりん地区」で、欧米系の女性バックパッカーをナンパしていたことも判明。文字通り“金髪フェチ”だったようだ。
地下鉄動物園前駅近くで、百数十軒の“飲食店”が営業している飛田新地。
市橋容疑者は大阪府茨木市の建設会社で勤務していた当時、同僚に「なじみの店がある」と話していたが、同店で入れあげていた接客嬢について、地元事情通はこう証言する。
「源氏名はユカ。20歳をすぎたばかりで、金髪にしてました。サービスが終わった後、(市橋容疑者が)ユカちゃんの似顔絵を描いて喜ばせていたと聞いています」
同店は、20代中心の若手接客嬢が集まる「青春通り」にあり、15分1万1000円・20分1万6000円で“昇天”できる、いわゆる“ちょんの間”の1つ。ところが、ユカ嬢は「今年夏に辞めた」(同店関係者)という。
「金髪」「似顔絵のプレゼント」とくれば、被害者のリンゼイさんとも共通するが、よほど金髪女性に執着していたのか、別の地元関係者は次のように話す。
「西成の宿泊所やホテルは格安のため、労働者のほかに、最近では長期出張のビジネスマンや学生、欧米系外国人のバックパッカーが利用するんですが、市橋容疑者がその女性バックパッカーをナンパしていたのを何度か見ましたね」
このうち1人は、リンゼイさんと同じ20歳代前半の英国人女性。昨年7月ごろに宿泊所を拠点に関西周辺を観光していたという。
これは、市橋容疑者が神戸市内の土木会社を辞めた昨年6月から、大阪府茨木市の建設会社の仕事に就く8月までの期間と合致している。
逃亡中の市橋容疑者にとって、西成周辺は“つかの間の天国”だったようだ。
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